横浜駅 西口周辺お洒落なおすすめカフェ5つ
横浜駅は、一日平均230万人の乗降客数があり、連日多くの人々が行き交います。
そんな横浜駅の西口には、古くから高島屋や、ダイヤモンド地下街、相鉄ジョイナスなどの商業施設があり、最も西に位置する西口五番街商店街には、飲食店が立ち並び沢山の人で賑わいを見せています。
スタイリッシュな横浜駅東口も良いですが、どこかノスタルジックな横浜駅西口周辺には、個性的で人気のカフェが沢山存在します。横浜駅西口周辺の美味しいスィーツが味わえるカフェを5店厳選しましたのでご紹介いたします。
ウエスト ベイカフェ ヨコハマ
横浜駅西口に1956年に開業した高島屋は、横浜駅西口のシンボルであり今現在も不動の地位を誇ります。そんな高島屋の高級ブランド店が並ぶ3階フロアの奥にあるカフェが「ウエスト ベイ カフェ」です。
こちらのカフェは、誰でも知っている洋菓子店「銀座ウエスト」の都外出店1号店のカフェです。人気の青山店のホットケーキや、スィーツメニューが横浜で楽しむことができます。ウエイティング用のスペースが広くとられているので、青山店同様横浜店も人気の高さが伺えます。
入店すると、右側にケーキが並べられたショーケースとレジカウンターがあります。
左側にゆったり寛げるスパースが広がっています。
店内は天井が高く広々としていて、全体的にベージュ―系のシックな色でまとめられています。
落ち着いた木のテーブルに布張りの椅子が贅沢な間隔で揃って並び、高級サロンといった雰囲気です。洋風の中にも、障子のような木枠にすりガラスが入った窓があり、和の要素も取り入れています。
「ウエストベイカフェ」では、天然素材本来の味を生かしたスィーツが楽しめます。
ショーケースの中のケーキをトレイにのせて持ってきてくれるので、お席に座りながら好きなスィーツを選ぶことが出来ます。モカケーキ、モンブラン、チーズケーキやサバラン、季節限定のタルトなどシンプルで上品なケーキが20種類以上揃っています。
他にスコーンや、トースト、キッシュなどの軽食も楽しむことができます。
今日のお目当ては、何といっても人気メニューの一つ、ホットケーキと決めています。
ホットケーキは、焼くのに15~20分程かかります。店内に流れるクラシックの名曲を聴きながら、待ちに待ったホットケーキがこちらです。
小麦色にこんがりと焼けた、シンプルな昔ながらのホットケーキです。
大きさも18cm程あり、ボリューム満点です。
表面はかりっとして香ばしく中はふんわりとした食感です。生地に上品な甘みがあり、それだけでも美味しくいただけますが、徐々に溶けていくバターとシロップでさらに味わいが増し、どこか懐かしい美味しいホットケーキでした。このホットケーキには、アイスクリームや、生クリーム、フルーツなどは邪道です。バターとシロップだけで充分満足できる王道のホットケーキです。
セットドリンクのハーブティは、レモングラスの香りが高く、ガラスのティーポットの中には、青々とした生の葉がゆらゆらと揺れています。癒し効果抜群の美味しいハーブティでした。
「ウエストベイカフェ」の珈琲、紅茶はお代わりができます。ハーブティはさし湯をしてくれます。大きなホットケーキを頂くのにもう一杯飲みたいなあと思った場合、淹れ立ての珈琲や紅茶を持ってきてくれるのは、とても良いサービスです。
店内のどのテーブルにも生花が生けられています。真紅の薔薇とヤシの実、ヒムの杉、ブルーアイスです。
穏やかな女性店員さんの丁寧な接客と、お客様をもてなす心遣いが随所に伺えて、美味しいスィーツと共に安心して身を委ねて寛げる素敵なカフェでした。
10時の開店近くだったので、女性客が4組ほどしかいらっしゃいませんでしたが、52席もある店内は、午後のティータイムには満席になり、10分から30分程待つことを覚悟しなければいけません。納得のいく人気店です。
<カフェ情報>
ウエスト ベイカフェ ヨコハマ
神奈川県横浜市西区南幸1-6-31 横浜タカシマヤ 3F
横浜駅西口より徒歩1分
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140101/14050609/
ルーズカフ
横浜駅西口から、歩いて12分。浅間下交差点近くにあるカフェが「ルーズカフェ」です。
店内に入ると、ニューススタンドのようなせり出した厨房がお目見えします。カラフルな雑貨が沢山置かれ、レジの部分が四角にくりぬかれ、男性の素敵な店員さんが爽やかに出迎えてくれます。
遊び心をくすぐる雑貨が随所に飾られていて、女性客はもちろんですが男性客もくすぐられてしまうのではないでしょうか?
店内は間口が広く、厨房を中心に左右に別れ、左側は落ち着いた照明の個室風、右側は自然光が降り注ぐ明るい雰囲気です。通されたのは、右側のお席です。
手前に白いカウンター席、奥の窓側にはソファー席があり、ビンテージ加工されたカントリー調の白いテーブルと椅子が並び、壁は白いレンガタイルが張られています。
アメリカンポップな店内も全体的に白で統一されているので、ごちゃまぜ感がなく大人可愛くまとめられています。
「ルーズカフェ」は、パティシエが作る女子に大人気の自家製デザートが楽しめるカフェです。フードメニューも充実していて、ドライカレーやタコライス、人気のオムライスなどのランチから夜はお酒も楽しめる夜カフェとして、地元浜っ子達に愛されています。
自家製スィーツは、シフォンケーキやプリン、パフェやフレンチトーストなどがあり全て自家製でテイクアウトも可能です。
メニューの中から、ガトーショコラとアメリカンコーヒーを注文しました。
生クリームがふんわりのり、白いパウダーシュガーが雪のように降り注いでいます。
お味は実に濃厚です。しっとりとしていてほろほろっとした食感でビターで甘く、新鮮な生クリームと丁度よいタイミングでミルクとチョコレートが混ざり合います。
とっても美味しい、納得のできるお味です。ガトーショコラをいただいたら、他のスィーツも制覇したくなりました。マグカップに注がれたアメリカンはほんの少し苦みがあり、濃厚なガトーショコラのお供にはピッタリのドリンクでした。
午後2時を回った時間、若い女子達がランチ後のデザートを楽しんでいたり、小さい子供連れのママ友同士が楽しくお話をしていたり、常連さんらしい女性など店内はほぼ満席でした。
横浜は比較的お値段が高いカフェが多いですが、こんなに大満足なのにスィーツとドリンクで850円というリーズナブルな価格です。
駅から少し離れていますが、雰囲気は隠れ屋的で知っておくと絶対に重宝するカフェです。一度訪ねたら、ファンになってしまうこと間違いないカフェです。
<カフェ情報>
ルーズカフェ
神奈川県横浜市西区楠町18-6 横浜西口オーケービル 1F
JR横浜駅西口より徒歩12分
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140101/14003371/
roku cafe(ロク カフェ)
横浜駅西口を出て、川沿いを歩きハマボールを右手に更に進み、右に曲がった路地にある黒い外壁の一軒家カフェが「roku cafe」です。
1.2階がカフェになっていて、2階の窓からはシャンデリアの灯りが見えます。
黒の外壁にグリーンの看板と、白い木枠の入口と窓が浮き上がるかのように映えています。
店内は、奥に厨房があり、右と左にカフェスペースが別れていて、中央に2階に上がる階段があります。右側は明るく白い羽目板の壁に朱色のソファーが並び、ゴチャゴチャとしたクリスマスの装飾がキュートに飾られています。
右側が満席だったので、左側の席に案内されました。
薄暗い照明の左側は、異彩な雰囲気を醸しています。独特の赤い塗り壁にポスターが飾られ、奥の壁は黒で、アメリカのファイヤーキング社製のカップが並べられたガラスのケースが置かれています。
反対側のトタンが張られたウォールスペースには洋書などの雑誌がお洒落に並べられています。
その後、化粧室の大迫力のライオンのオブジェに圧倒され、逃れられない迷宮に入ってしまったことに気づかされます。ちょっとした不安にかられるも、このままこの雰囲気にいざなわれてみることにしました。
アメリカンアンティークや、どこの国の物かわからない多種多様な調度品が並び、未知の世界の不思議な雰囲気を楽しむかのように、若い男女のカップルや女性客がカフェタイムを満喫しています。
そんな不思議空間の「 roku café 」は、若い男女のファッショナブルな店員さんが接客してくれ、自慢のハンドドリップで淹れられたコーヒーや、自家製スィーツや、創作料理が楽しめます。
スィーツメニューは、パティシエが作るワッフルや、パフェ、ティラミス、ブラウニーやアフォガードの他に、日替わりで楽しめるオリジナルケーキも味わえます。
メニューの中からロク角プリンと、カフェラテを選んでみました。
見た目も冬の景色のように綺麗な盛り付けです。
しっかりとした食感のカスタードプリンは、卵と牛乳がたっぷり混ざり合った懐かしいお味です。充分に煮詰められた苦みと甘さの丁度よい配合のカラメルが絶妙で、とっても美味しいプリンでした。
次回はグレードアップしてプリンアラモードにしてみようと思います。ラテアートが施されたカフェラテもまろやかで飲みやすかったです。
すっかり「roku cafe」の魔力に取り憑かれてしまい、暫くはどんなカフェに行っても心動かされないのではないかと思ってしまう程、個性的で斬新なカフェでした。
駅周辺には人気のチェーン店が沢山ありますが、わざわざ駅から歩いて7~8分の路地裏の「roku cafe」に来てしまうのは、美味しいスィーツはもちろんですが、どこか惹きつけられる魅力溢れるカフェなのだと感じます。
<カフェ情報>
roku cafe (ロクカフェ)
神奈川県横浜市西区北幸2-11-23
横浜駅より徒歩7分
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140101/14011201/
Roof Top Cafe YOKOHAMA(ルーフトップカフェ)
先に紹介した「roku cafe」の姉妹店で、その近くにあるカフェが、「Roof Top Café YOKOHAMA」です。白地に青の横浜カラーの外観で、屋上テラス付きの一軒家カフェです。
店内は外観同様に白い壁にブルーの椅子が並び、マリン調のデザインです。天井からはペンダント照明が吊り下げられ、自然光が注ぐ明るい店内を更に彩っています。
道路側はアンティークな重厚感のあるソファーが置かれ、ちょっとしたアクセントになっています。
2階は、茶系とブルーのソファー席が設けられ、アジアンティックな照明がオレンジの光を放っています。照明だけでガラッと雰囲気が変わります。
「Roof Top Cafe YOKOHAMA」は、旬の野菜をふんだんに使ったヘルシーなランチプレートや、前菜からメインの肉料理までバリエーション豊かなディナーを楽しめるカフェです。もちろんスィーツもゆっくり楽しめます。
フレンチトーストや、パンプティング、チョコマシュマロクロワッサンやアサイーなどボリューム感のあるスィーツが揃っています。
迷った挙句、フルーツミックスサンドと、アイスティーを注文してみました。
見た目はボリューム感があります。厚切りの食パンに、たっぷり生クリームとフルーツがサンドされています。食べきれるか不安が走ります。
頂いてみると、スィーツに合うふわっとした軽めの食感の美味しいパンです。中に入っているフルーツは豪快にカットされていて食べ応え充分です。
フレッシュな酸味と甘さの苺とキーウィに、シロップ漬けの桃がごろごろたっぷり入っています。甘さ控えめで良質な生クリームがフルーツと一緒に滑るようにお口の中に消えて行きます。
見た目とは裏腹で罪悪感ゼロ、冷たいアイスティーと共にペロッといただけてしまう美味しいフルーツサンドでした。
この時期、沢山の予約の電話がかかってくるようで、若い店員さんが電話の応対に追われていました。これからの季節クリスマスパーティや、忘年会に重宝しそうです。
1時を回った1階の店内には、ランチを食べ終えたお一人の女性客や、カップルの方がいらっしゃいました。静かで落ち着く店内でゆっくり本を読んでいたり、お話をしたりして過ごされています。
駅周辺の喧騒から離れ、港横浜を思わせる店内で、ゆっくりと寛げる勧めのカフェです。
<カフェ情報>
RoofTopCafe YOKOHAMA
神奈川県横浜市西区北幸2-14-8
横浜駅より徒歩9分
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140101/14064767/
ストーブス
横浜駅西口からすぐの、帷子川沿いにある、アメリカンな雰囲気を放っている「ストーブス」は、地元横浜野菜を使った料理、特にハンバーガーが人気のカフェです。
店内に入ると、まず手作りのカウンターテーブルがお目見えです。カラフルに塗られた寄木で作られた模様もオーナーのこだわりだそうです。
カウンターの向こうに厨房があり、奥にエル字型に客席が広がります。
様々な形の木のテーブルや椅子が並べられ、ネオン管の照明や、アメリカンな調度品の数々、店内に流れるレゲエと一緒に波の音が聞こえてくるような、そんな雰囲気を醸し出しています。
訪れた時間は丁度ランチ時、空腹にスィーツは楽しめません。まずは腹ごしらえをして丁度よい状態に持っていかなければと、勝手に自分を納得させて、人気のアボカドチーズバーガーを注文してみました。
バンズ、パテ、ピクルスまで、全てお店で作られているそうです。バンズにはしっかりとお店の名前が焼印されています。肉の旨みが凝縮された、味つけも丁度よい美味しいハンバーがーです。バンズもふっくらしていてパテを生かしていました。ポテトフライもたっぷり味わえます。
オリジナルスィーツは、自家製のブラウニーとバニラアイスをたっぷりトッピングさせたものや、オレオクッキーのオレオパイアイスクリームから選べます。
さっぱりした冷たいスィーツが頂きたかったので、オレオパイアイスクリームとアメリカンを注文してみました。
オレオクッキーをクランチさせてパイ生地にし、ブルーベリーとストロベリーで層にしたアメリカンなアイスクリームケーキです。
内側のアイボリーの部分は、ストロベリーが沢山入ったバニラ系、外側はブルーベリーがたっぷり練りこまれています。オレオクッキーの香ばしい甘い生地が冷たいアイスクリームとからまって溶けていきます。ベリー系の酸味が爽やかで、ハンバーガーを頂いた後にぴったりの美味しいアイスクリームケーキでした。
たっぷりと大きなマグカップに淹れられたアメリカンコーヒーは、特にくせもなく飲みやすかったです。
女性客や、カップルでほどよく埋まっていましたが、この日は午後から貸し切りになるとのことで、午後1時までだと定員さんに言われていました。丁度よい頃合いにスィーツも食べ終わりラッキーでした。
お腹も充分満たされて、アメリカ気分を満喫できたランチタイムでした。
最高のハンバーガーとスィーツを是非アメリカンな雰囲気の「ストーブス」で味わってみてください。満足すること間違いなしです。
<カフェ情報>
ストーブス
神奈川県横浜市西区南幸2-1-3 サイトウビル 1F
横浜駅西口から徒歩5分
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140101/14000864/
横浜西口カフェは、商業施設内だけでなく、路地裏などに存在する隠れ家的な名店が多く存在します。知っておくと優越感に浸れること間違いなしです。