横浜駅 東口 周辺のスィーツが美味しいカフェ 5選
ビックターミナルである横浜駅は、JRをはじめ私鉄、地下鉄など10路線が利用できます。
都心へのアクセスもよく、横浜の様々な観光名所へもスムーズに行く事が出来ます。駅ビルやデパート、地下街など多くの商業施設を構え、連日大勢の人達で賑わいをみせています。
そんな横浜駅の東口にある厳選した5店のお洒落なカフェで、スイーツとドリンクをいただいてきましたので、お店の雰囲気など紹介したいと思います。
バー シーガーディアン Ⅲ
マーリンルージュで愛されて 大黒ふ頭で虹を見て シーガーディアンで酔わされて
まだ離れたくない 早く去かなくちゃ 夜明けと共に この首筋に夢の跡…
サザンオールスターズの横浜を歌ったヒット曲「LOVE AFFAIR(秘密のデート)」のサビの一節に出てくるシーガーディアンは、山下公園前にある横浜が誇る老舗ホテル「ホテルニューグランド 」内にある本格的英国風バーです。その姉妹店が、横浜そごう10階にあります。
石垣のような白い石が積まれた重厚な入口の先は、美しい横浜の港が一面に広がっていました。横浜ベイブリッジもはっきりと目の前に映し出されます。思わず声が出てしまいそうな景色です。
店内は、重厚でクラシカルな雰囲気です。ラグジュアリーなホテルのラウンジを思わせる気品が漂います。
カウンター席は上品なワインレッド、テーブル席はゆったりしていて海を思わせるブルーで統一されています。カウンター席をいれて42席あり、女性同士や、年配のご夫婦などがゆっくり寛いでいらっしゃいました。
そして何よりも素晴らしいのが、横浜ポートエリアを見渡せる10階の窓からの美しい景色です。
窓側の席はうまっていますが、どこのお席からもこの景色を堪能できます。
横浜そごうの飲食フロアの改装計画時に、他の百貨店に無い場所にしたい、横浜でNO.1のバーに出店してもらいたい、という思いから本物のバーがある百貨店が誕生したそうです。
ホテルニューグランド内のシーガーディアンⅡは、バータイムのみしか営業していませんが、姉妹店であるこちらの「バー シーガーディアンⅢ」は、午前11時~午後5時までがティ―タイムとしてお楽しみいただけます。それ以降はバータイムになります。
ホテルのバーは年齢層もお高めの紳士淑女の社交場といった感じですが、こちらはティータイムもあり百貨店内ということで若いお客様も多くいらっしゃるそうです。
ティータイムには、ケーキセット1,400円や、アフタヌーンティーセット2,500円があり、ホテルニューグランドのパティシエが丁寧に作り上げたスィーツが味わえます。
スィーツは、モンブランや、ショートケーキ人気のサバランやベイクドチーズケーキなどがあります。その中から、ショコラボワールと紅茶のセットを注文してみました。
チョコレート生地の間の大部分をほろ苦いカカオのムースが占めています。ムースの中には洋ナシが均一に浮いているように入っています。
洋ナシが沈まずに小さな空間の中、均一に入っている様はパティシエの高度な技術を感じます。フランボワーズの酸味が上手く調和し、冷たくてしっとりとした大人のスィーツでした。
ティーカップを傾けて、目の前に広がハーバービューを眺めている丁度よい頃合いに、きちんとした制服を着ている店員さんに勧められ、もう一杯紅茶をいただきました。
入店してから誰も席を立った方はいらっしゃいません。皆さんこの雰囲気と居心地の良さに魅せられて、ゆっくりと優雅な時を過ごしていらっしゃいます。
「ホテルニューグランド」のシーガーディアンはちょっと敷居が高いという方は是非、横浜そごう10階の「シーガーディアンⅢ」に来てください。
ホテルではないので、サービス料等はありません。ティータイムはもちろんですが、美しい夜景を楽しみながらオリジナルカクテルを頂くのもムード満点でしょうね。カップルにもぴったりです。
<カフェ情報>
バー シーガーディアンⅢ そごう横浜店
神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 10F
横浜駅東口より徒歩8分
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140101/14003083/
崎陽軒本店 アボリータム
シュウマイと言えば崎陽軒。横浜土産と言えば崎陽軒のシュウマイが定番でした。今でも崎陽軒のシュウマイ弁当は人気が高く、横浜のどの駅にも売店が存在します。
横浜駅東口を出たすぐの所に崎陽軒本店があります。本店の1階にあるカフェが、「アボリータム」です。
ホテルのロビーラウンジのような入口付近は、吹き抜けになっていて開放感があります。
ふかふかの絨毯が敷き詰められ、テーブルも椅子も高級感があり、ベルベッドの椅子はとても座り心地が良いです。至る所に絵画が飾られ、調度品一つ一つに重厚感が漂います。
中央の生花も豪華に生けられています。
この日は、一日限定40セットのアフタヌーンティーセットを頂く予定なので、友人と連れだって11時半に予約をしておきました。感じの良い店員さんが窓側の席を案内してくれました。
「アボリータム」は、英国式の本格的なティータイムが味わえるカフェです。崎陽軒でカフェ?と思うかもしれませんが、様々な種類の紅茶を揃えており、こだわりのスィーツやスコーンが彩りを添えてくれます。
最初にティーポットにたっぷり入ったダージリンティーが運ばれてきました。
次に、アフタヌーンティースタンドが運ばれてきました。
下段がミックスサンドイッチ。
中段が、信玄鶏と野菜のグラタンとスコーン。
上段が、キャラメルパンナコッタ、オレンジロールケーキ、抹茶のチーズケーキです。
最初にサンドイッチをいただきました。一つは玉子ではなく、ほくほくのカボチャのサンドイッチでした。
ミックスサンドもハムがとても美味しかったです。中段のグラタンは、チーズがとても濃厚で、お味も抜群でした。スコーンは甘めで、ジャムとクリームをたっぷりつけなくても美味しくいただけました。
軽食とはいえ、本格的でお腹も程よく満たされた、スィーツを頂くのに丁度よいコンディションです。いよいよ上段のスィーツです。
まず抹茶のチーズケーキは、抹茶とチーズが濃厚に絡み合いお味が濃い目でした。新鮮なオレンジがのったオレンジロールケーキは、甘さ控え目でオレンジのさわやかな風味のしっとりとした美味しいケーキでした。キャラメルムースは、やさしい甘目でねっとりとお口の中で溶けてとってもいいお味でした。
色々な種類のスィーツが味わえてとっても幸せな気分にしてくれます。紅茶が足りなくなったらポットにさし湯もしてくれるので、ゆっくり寛ぐことが出来ます。
こんなにいただいて、税込みで1550円。大満足のアフタヌーンティーセットでした。崎陽軒本店アボリータムでは、優雅なアフタヌーンティーを気軽に楽しむことが出来ます。
女子会にもピッタリです。お勧めします。
<カフェ情報>
崎陽軒本店 アボリータム
神奈川県横浜市西区高島2-13-12 崎陽軒本店 1F
横浜駅東口より徒歩1分
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140101/14005001/
林屋茶園
横浜そごう10階にある上質なお茶と甘味を楽しめるカフェが「林屋茶園」です。
入口付近ではお茶が売られ、茶箱が壁一面に並んでいます。
やや暗目の店内は、しっとりとした趣のある和テイストの中にモダンな佇まいを見せています。中央に12人掛けの長テーブルが置かれ、お花が綺麗に生けられています。
奥は、L字型に壁に沿って2~4人掛けのテーブル席が置かれています。壁には近代的なアートが飾られ、スタイリッシュな雰囲気もあります。
反対側の壁は、格子状に木が張りめぐらされ、京都の町屋の雰囲気を醸し出しています。
「林屋茶園」は、創業260余年の伝統を誇る、京はやしやという茶園が運営する和カフェです。五代目が、「お茶を専門とするカフェ」を開き、今では定番となった「抹茶パフェ」を初めて開発し、茶席の特別な抹茶を気軽に楽しめるようにしたそうです。
「林屋茶園」では、あんみつや抹茶モンブランや抹茶豆腐パフェ、抹茶わらび餅パフェなどの抹茶尽くしのスィーツやほうじ茶パフェなどが楽しめ、お茶屋さんだけあってお茶のメニューも豊富です。
色々なスィーツを少しづついただきたかったので、デザート三種盛と煎茶のリンゴとバラを選んでみました。
丁寧に店員さんが運んできた時、りんごとばらのお煎茶の香りがふわーっと広がりました。三種のデザートは、抹茶のわらび餅と、抹茶アイスクリーム、白玉あずきです。
抹茶わらび餅は、抹茶が濃厚でとろとろ食感です。とても人気がある一品だそうですが、これはうなずけるお味です。
抹茶アイスも香りだけでなく、しっかりとした濃厚な抹茶がアイスクリームになって、甘くひんやりとお口の中で程よい苦みを残し溶けていきます。甘い白玉あずきはアイスと一緒に美味しく楽しめました。女性に大人気なのが良くわかる納得のいくスィーツでした。
バラとりんごのフルーティーな香りをたたえたお煎茶は、一煎目はやや濃い目で苦みがありましたが、二煎目はうっすらと甘味を感じました。
こちらのカフェは人気店なので混み合うこともあると聞いていたので、開店時間の11時を少し過ぎた頃に伺いましたが、すでに何人かの女性客がいらっしゃいました。
近くにいらしたお客様のテーブルにフレンチトーストが運ばれてきたので、なんで甘味処でフレンチトースト?と思っていたのですが、和風フレンチトーストは、女性客に大人気でここでしか味わえない限定メニューなのだそうです。次回は是非頂いてみたいです。
落ち着いた雰囲気の中ジャズが流れ、しっとりと和スィーツを味わえる女性に大人気の素敵なカフェです。是非味わってみてください。
<カフェ情報>
林屋茶園 そごう横浜10F店
神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 10F
横浜駅から徒歩すぐ
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140101/14003082/
カフェ アクイーユ マルイシティ横浜
横浜駅東口の地下街ポルタを進んでいくと横浜そごうがあります。そのお隣、マルイシティ4階にあるカフェが、「 カフェ アクイーユ マルイシティ 横浜 」です。
「カフェ アクイーユ」は、恵比寿で人気のパンケーキ屋さんで、2013年に横浜店がオープンしました。パンケーキランキングでは常に上位に選ばれる人気店です。
入口は、カントリー調の女子受けしそうな可愛らしい造りです。
入口前方に6人掛けの大きなテーブルが3つ並び、奥に木目を生かした2~4人のテーブル席が規則正しく並んでいます。
白い漆喰の壁にかけられた木の棚には、ブリキの細長いバケツに生けられたドライフラワーや、陶器の小物が並び、中央からやや下の部分は、羽目板になっています。
白と茅色を上手く組み合わせた、全体的に温かい雰囲気のナチュラルカントリーでまとめられています。
以前、午後2時頃訪れた時は、15分程ウエイティングした経験があるので、今日は開店時間を狙って来てみました。既に女性客が数人いらっしゃいます。
スィーツは、お馴染のパンケーキやフレンチトースト、パティシエ自慢のオリジナルケーキも楽しめます。フードメニューも豊富でパスタやプレートランチやサラダボールランチなどがあり、プラス210円でプチパンケーキがつきます。
「 アクイーユ 」のパンケーキは、とってもボリュームがあり食べ応えが充分あるので、食後のデザートや、一人で来店した時ならば、ミニパンケーキセットがすすめです。
ミニパンケーキセットは、横浜店だけの限定で、通常サイズのパンケーキが気軽に食べやすいサイズで提供されます。しかもドリンクがセットで1,000円です。
メニューの中から、苺ベリーを注文してみました。
焼きあがりには15分程かかり、運ばれてきました。
ミニサイズとはいえ、他店の通常の大きさ位あります。苺とラズベリーとアイスクリームもたっぷりトッピングされています。
生クリームは常温でミルクが濃厚でとっても新鮮です。冷たいアイスクリームが温かいパンケーキの上で徐々にやさしく溶けていきます。苺もフレッシュで甘く熟しています。
パンケーキはふわっとしていて軽い食感です。米粉をじっくり焼き上げているだけあって厚みもしっかりあり、美味しいパンケーキでした。
やや苦みのあるコーヒーは、甘いパンケーキと一緒だとお口直しに丁度よいです。その後お客様が次々と来店されましたが、皆さん20代から30代の女性客でした。
パンケーキのお店は今やどこにでもありますが、そんな激戦の中、ランキングで上位に君臨しているカフェです。お勧めします。
<カフェ情報>
カフェ アクイーユ マルイシティ 横浜
神奈川県横浜市西区高島2-19-12 マルイシティ横浜 4F
横浜駅から徒歩3分
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140101/14050598/
アイランドヴィンテージコーヒー
横浜そごう2階を通りぬけベイクォーター方面に進んで行くと、ベイクォーターウォークがあります。そのまま乗って進んで行くと、グルメ、ファッション、雑貨など個性豊かなお店が並ぶショッピングモール、横浜ベイクォーターに出ます。横浜ベイクォーター3階にある、海に面しているカフェが、「 アイランドヴィンテージ―コーヒー 」です。
温かい日差しが降り注ぐ通路には、テーブル席がありオープンカフェスペースもあります。
まるで海外のショッピングモールのカフェのような佇まいです。
「アイランドヴィンテージ―コーヒー」は、ハワイの希少なカウコーヒーやコナコーヒーなどこだわりのハワイアンスペシャリティ―コーヒーを味わえるワイキキ発祥のカフェです。
店内は、とても明るい雰囲気で海に面したガラス貼りの壁に向いてテーブル席が並んでいます。
真っ白い壁にダークブラウンのテーブルと落ち着いたラタンの椅子が映えます。すっきりとモダンすぎてあまり南国ムードは感じられませんが、店内に差し込む陽光と、目の前に広がる横浜の海が雰囲気を盛り立てています。
「 アイランドヴィンテージコーヒー 」は、フルセルフサービスになります。席を確保したら、レジで注文し、代金を支払い、番号札をもらい呼ばれるまで席で待ちます。
レジ横のショーケースの中には、アメリカンなマフィンや、シナモンロールなどが並べられています。コーヒーは注文を聞いてから丁寧に一杯一杯ハンドドリップで淹れてくれます。
レジで大きく宣伝されていたので、カカオモアナボウルと、パラダイスブレンドコーヒーを注文してみました。
レジ横の白い棚には、大きなマグカップが並べら販売されています。コーヒー豆やオリジナルグッズも販売され、購入している方がいらっしゃいました。
きょろきょろ店内を物色していると、番号が呼ばれました。
2杯以上はあるのではと思う程大きいマグカップに淹れられたコーヒーと、カカオモアナボウルもとっても大きな器で出てきました。
アサイーボウルは、ハワイに訪れた日本人観光客らから伝わり、日本でも様々なカフェでいただくことができます。「アイランドヴィンテージコーヒー」のアサイーボウルは、ハワイ本店の味を忠実に再現し提供しています。
カカオモアナボウルは、フルーツジュースブレンドのアサイーにワイルア産のカカオニブとフルーツ、オーガニックグラノーラをトッピングしています。
たっぷりとアーモンドバターがかけられているわりにしつこくなく、甘さも控え目です。カカオのほろ苦さがちょっぴりきいた大人のアサイーボウルです。朝食や軽目のランチとしてもお腹が満たされそうです。
パラダイスブレンドコーヒーは、ハワイ産のカウコーヒーと南米産の豆をブレンドさせたコーヒーです。マグカップの中の色は濃い目ですが、まろやかで酸味もクセもなく大変飲みやすい美味しいコーヒーでした。
その後次々とお客様が来店してきました。そのたびに店員さんの元気な「アロハ~」のかけ声が店内に響きます。横浜港の海を眺めながらゆっくりハワイのコーヒーを味わえる大人の素敵なカフェです。本格的なアサイーボウル是非堪能してみてください。
<カフェ情報>
アイランド ヴィンテージ コーヒー 横浜ベイクオーター店
神奈川県横浜市神奈川区金港町1-10 横浜ベイクォーター 3F
横浜駅から徒歩5分
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140101/14058046/
横浜駅東口は、商業施設に入っているカフェが主流になります。店構えも重厚で店員さん達の接客も行き届き、女子受けするカフェが沢山ありました。横浜を代表する商業施設内のカフェだけに見た目もお味もハイレベルでした。またゆっくり廻りたいです。