女子リキ@スイーツ部

女子リキ@スイーツ部ではスイーツがおいしいカフェの紹介や、スイーツビュッフェのレビュー、スイーツレシピなどスイーツに特化した情報を公開します。

雑司が谷・鬼子母神前駅周辺のおすすめカフェ5つ

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「雑司が谷駅」はターミナル駅「池袋」から程近くですが、武蔵野の面影を色濃く残す閑静な地域。副都心線が乗り入れて環境は変化しながらも、今でも「東京さくらトラム」=旧都電荒川線の「雑司が谷」「鬼子母神前」の両駅周辺には緑豊かな都会のオアシスが広がります。

 

「鬼子母神」やら「旧宣教師館」、手塚治虫先生の足跡を残す「並木ハウス」など散策も楽しい「雑司が谷駅」「鬼子母神前駅」周辺のカフェを巡って来ましたのでレポートします。

 

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東京天狼院

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「東京さくらトラム」乗ってみました!!「雑司が谷」駅から徒歩約3分。住宅街の小さなビルの2階にあるのが「東京天狼院」さん。

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扉を開くと右手に小さなカウンター。それ程広くない店内は一見普通の本屋さんです。スタッフさんから「いらっしゃいませ。」の声。

 

そして「何で当店をお知りになりましたか?」とにこやかに語りかけてくれます。実はこちらには初来店。ちょっと面食らっていたのがわかったようです。

 

「食べログですよ。」
「えっ?食べログにも載っているのですね?」
スタッフさんは意外そう。でも載っていますよ!しかも結構な上位ランクで!!

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本当に不思議な空間です。

本屋さんでもなくカフェでもない・・・強いて言うなら本が大好きな学生さんの部屋という感じです。

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10席ほどのテーブルには静かに本を読む男性が一人。まさにこの人の部屋に来たみたいです。


猛暑が続く夏の午後。この日はお店おすすめ、リピーター続出と言うアップルジュースを頂きます。

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深い甘みと爽やかな切れ味で美味しい!結構な本物志向のジュース、うれしい限りです。TUTAYAさんの展開するブックカフェほどの派手さはありませんが、庶民的で居心地がとっても良いと感じました。

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これで出版されたばかりの新刊が読みたい放題というのは優れもの!腰を据えて読書に励みたくなる夏の日でした。

 

「サーカス」ではなく「シルクドソレイユ」を目指す!

 

それがオーナーさんの考え方。本が大好きだから、読書好きがたくさん増えてほしい!そんな思いから一風変わった?でも素敵なインパクトのあるカフェが生まれたのですね。

 

原宿などにも展開され始めた「東京天狼院」さん。ぜひ本屋さんの「シルクドソレイユ」となってもっともっと楽しい時間を提供してくださいね。

 

<カフェ情報>
名称:東京天狼院
住所:東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
都電雑司ケ谷駅から徒歩すぐ
営業時間:10:00~22:00 日曜営業
定休日:無休
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13182471/

 

 

キアズマ珈琲

さくらトラムの「雑司が谷」駅と「鬼子母神前」駅は徒歩でも7~8分。メトロ有楽町線、副都心線の「雑司が谷」駅は「鬼子母神前」駅とほぼ隣接しています・・・。このブログをご覧の皆さん、ちょっと呼び名が複雑な「雑司が谷」グーグルマップ必須でチェックしてくださいね(笑)

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さて、こちらが鬼子母神。安産・育児の神様として女子なら結構な確率でお世話になる神です。実は私「きしぼじん」と読んでおりましたが、正しくは「きしもじん」・・・。とほほ・・・の告白です。

 

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鬼子母神への参道に当たる「大門ケヤキ並木」。日本漫画界の巨匠「手塚治虫」先生があの有名な「トキワ荘」から転居した「並木ハウス」はこの通りにあり、今や日本サブカルチャーの聖地となっています。

 

白い石畳の短い参道。なにより山手線沿いでこの趣!良い意味で圧倒的な違和感が「雑司が谷」の真骨頂ですね。

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「キアズマ珈琲」さんは「並木ハウス」の別館にあります。ケヤキ並木の丁度中ほどにある昭和レトロなリノベーションカフェ。入り口は・・・うっかりするとスル―しそうなほどナチュラル。ガラス張りの引き戸がかえってスタイリッシュに感じられますね。

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低い入り口をくぐると店内は最低限のリノベーション。ナチュラルで良い感じです。
店内は2フロアで、2階は喫煙者用、1階は6~7人かけられるカウンター席と2人掛けのテーブル席が2つ。土曜日の昼下がり・・・満席!

 

店内にはいきなりのジョン・コルトレーン、もうカッコよすぎてしびれました。

 

お客様は何だかアートっぽい人多し。カウンターに座った雪駄姿の常連さんはイケメン店長と古い映画のリマスタリング談義に花を咲かせていたと思ったら、すぐに外のロードバイクに乗ってお帰り!

何だか自由です。余裕ある大人の自由さです。

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偶然一つ空いていたテーブル席に座るとケヤキ並木が良く見えます。

今日のオーダーは自家挽きのアイス珈琲と自慢の「シフォンケーキ」。珈琲はスペシャリティも扱っているだけあって本格的。

 

酸味よりも苦み重視。好きだな~この味。「シフォンケーキ」はしっかりとした質感。上品な甘みが口の中にふんわりと広がります。珈琲との相性は抜群です。

 

常連さんが帰った後はやけに静か、見渡してみると全員読書中です。引き戸のガラスについた汚れを丁寧にふき取る店員さん、黙々と豆を挽くイケメン店長。

 

遠くで小さくスウィングするモダンジャズ。最初はちょっとクール過ぎて不思議な空気感でしたが、慣れてくるととても素敵に時間が流れてゆきます。

 

お客様同士、お客様とお店・・・その距離感が心地良い。何度も通いたくなる名店と出会えました。

 

<カフェ情報>
名称:キアズマ珈琲
住所:東京都豊島区雑司が谷3-19-5
交通手段:地下鉄副都心線雑司が谷駅から徒歩2分。都電荒川線「鬼子母神前駅」徒歩2分程度。
営業時間:10:30~19:00 日曜営業
定休日:水曜、夏季休業、年末年始
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130502/13098184/

 

 

あぶくり

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「鬼子母神前」駅から商店街をまっすぐ目白通りへ。4つ角の赤いレンガのビル2階が「あぶくり」さん。

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「あぶくり」とはオーナーで主婦の島田玲子氏のお子さんの空想の中に出てくる架空の生物。トップキャリアを離れ、子供との時間を優先するライフスタイルを目指してお店を作ったオーナーらしいネーミングです。

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お店のコンセプトは「お母さんが気軽に立ち寄れるお店」。自分と同じ育児に忙しいお母様達がホッと一息つけるようなアットホームな雰囲気が特徴です。この日も2グループが楽しそうにおしゃべりをしていました。

 

こちらのサンドイッチは近くにある大正12年創業の超有名ベーカリー「赤丸ベーカリー」の激ウマパンを使っていることで有名です。

 

ちなみにサンドイッチにこだわったのは「育児で片手がふさがっていても、もう片方の手で食べられるから!」。まさに女子のためのお店ですね。そして今ではその評判を聞きつけて幅広いお客様に愛される有名店となっています。

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暖かみのあるショップコンセプトですが、店内はコンクリートの打ちっ放しとスケルトンの天井。やっぱり女子ならちょっとだけ現実から離れて気分を変えたいもの。ここならそれも叶えられそうです。

 

女子力がこんなに高いカフェなのでスイーツだって当然期待大!豊富なメニューの中から本日のオーダーは「豆腐のレアチーズケーキ」。

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うん、なんて素敵なカラーリングなのでしょうか!真っ白なレアチーズケーキに鮮やかな発色のオレンジのジュレ。敢えて透明なガラスを使ったと見ました!インスタ映えも最高です。

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ほら、見れば見るほど食欲をそそる美しいカラーコーディネート。そして、気になるお味は・・・。

 

豆腐のレアチーズと聞いて結構「豆乳」のイメージをしていましたが全く違います。食感は上質なごま豆腐のようにややもっちりとしています。けれど口に含むと少しずつ溶けてゆくような心地良い舌触り。

 

香りは微かに豆腐、微かにレアチーズ。それぞれの味わいがかくれんぼのようにちょこちょこと顔を出します。

 

ジュレは色味の鮮やかさと異なりサラッとした柑橘系。さわやか!
全体的に複雑な香りの組み合わせを楽しめるおしゃれスイーツといった出来栄えです。

 

ちなみに後から知ったのですが、嶋田さんは日本のモノ作りを支える超一流企業のカラーデザイナーをやられていたそうです。あの「レアチーズケーキ」、やはりセンスが違うのだと納得のおしゃれカフェでした。

 

<カフェ情報>
名称:あぶくり
住所:東京都豊島区高田1-36-18 ハウスTKA目白 2F
電話:03-6912-6719
交通手段:鬼子母神前駅徒歩すぐ
営業時間:火~金曜日 9:00~18:00(L.O.17:30) 土・日曜日・祝日 9:00~19:00(L.O.18:30) 日曜営業
定休日:月曜日
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130502/13144638/

 

 

Cafe ルドルフ

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副都心線「雑司が谷」の駅を出ると目の前が「目白通り」、この辺りのカフェは「目白通り」に沿って巡るのが基本。代表的なお店が「Cafe ルドルフ」さんです。

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学習院大学の目の前、文教的な地域でもあり雰囲気は上品なケーキ屋さん。店内に入ると目の前にはカラフルなケーキが並ぶショーケース!「やっぱり上品なケーキ屋さんだぁ」と納得です。

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コンセプトは「クリスマスのような幸せな時間。あたたかい優しい時間。そんな時間がすごせるカフェ」。クリスマスグッズで飾られた店内は、それでも過剰な演出はなく広々として落ち着いています。

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白を基調に薄いグレーのウッド仕様は冬枯れのドイツを連想させます。となりの席に後から訪れたフランス人のお父さんと小さな娘さん。

 

そしてクリスマスオーナメントに囲まれてのランチタイムはさながらアルザスのクリスマスマーケット。夏だけど・・・(笑)

 

個人的にはドイツ・ローテンブルグの古い小さなプチホテルで食べた美味しいライ麦パンを思い出しました。スイーツじゃないけど・・・(笑)

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はい!そんな気分に押されてオーダーしたのが「キッシュのランチプレート」。

「上品なケーキ屋さんと言っておきながら、な、な、なぜなのだ!」と思われた方、申し訳ございません。

 

隣のフランス人パパが美味しそうに食べていたのを見て欲求に負けてしまいました・・・。渾身のレポートをするのでお許し下さい。

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こちら渾身の真上からのアングル。そして最初におすすめなのが「スープ」。シンプルなポタージュスープですが、これ尋常じゃなく美味しいです。

 

外の看板に敢えて「本日のスープ」と書くだけのことはあります。非常に丁寧にこされていて濃度、舌触り共にパーフェクト。

 

ポタージュにありがちな「カップ内での味のばらつき」も全くございません。これって結構なフレンチのお店にも負けていません。フランス人が来ますよ、これは!

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そして「キッシュ」はチーズとマッシュルームソースが効いています。全ての食材が調理前にしっかりと下味処理されているので、インパクトのある本格的な味わい。これも驚くほど美味しいです。また、小ぶりなので女子会ランチには打って付けですね。

 

次は絶対スイーツ食べに来たい!目白の名店カフェ、皆さんもチェックしてくださいね。

 

<カフェ情報>
名称:Cafe ルドルフ
住所:東京都豊島区目白2-2-2 Mejiro222ビル 1F
電話:03-5924-6889
交通手段:鬼子母神前駅から徒歩すぐ
営業時間:10:00~20:00 日曜営業
定休日:水曜日
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130502/13209069/

 

 

うぐいすと穀雨 (ウグイストコクウ)

副都心線「雑司が谷」駅から明治通りを池袋方面へ約5分、右手に見落としそうな看板がひとつ・・・。

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「うぐいすと穀雨」さんは小さなビルの2階にある雑司が谷一押しカフェです。
階段を上がると・・・

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ガラス越しにウッドで統一されたおしゃれな店内。

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かわいい、とにかくかわいい!
私の中ではナチュラル系なら祐天寺のカフェ「torse」最強説がしばらく続いていたのですが、びっくりしました。

 

この系統はチェーン店で良くできた作り込みのお店が結構あります。ですから差別化の意味から割と趣味的で、こだわりが散りばめられていないと素敵に感じられないことが多いのです。

 

私が今回このお店を気に入った理由はこちら。

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たまたま座ったカウンター席。目の前にある新聞の切り抜き風の記事とドライフラワー。良く見ると「不思議な家計の物語」の有名な一節「小さな森」の転載でした。ぜひググってみて下さい。こんなさりげないこだわりがカウンターの一番外れにある所・・・好きです。

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こんな私好みの空間で本日オーダーするのはおすすめの「季節の紅茶」と「スコーン」。

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えっ?一瞬目を疑いませんでしたか?加工など一切していません。光の加減でもありません。こちら季節限定「青い紅茶」なのです。

 

トロピカルな感じで素敵ですよね。「バタフライピー」という植物の花びらを混ぜて作られたちょっと珍しい紅茶。「青い」だけでも珍しいのですが、ここにレモンの汁を入れると・・・

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色がヴァイオレットに変わります。・・・ちょっと酸っぱいけど・・・(笑)
面白すぎて2杯目を頼んでしまいそうです。

 

お味はすっきりとしていて、香りも強くありません。おすすめだけあってとても飲みやすい紅茶です。「スコーン」はホロホロと崩れるくらい優しい口当たり、甘さも控えめで美味しい。「スコーン」ってやはり紅茶と合わせたいですね。大満足です。

 

ここにしかない特別な場所。自分だけの取って置きの場所。私にとって「うぐいすと穀雨」さんはそんなお店の一つになりました。ぜひ訪れてみて下さい。

 

<カフェ情報>
名称:うぐいすと穀雨 (ウグイストコクウ)
住所:東京都豊島区雑司ヶ谷3-8-1 木村ビル 2F
電話:03-3982-9223
交通手段:都電荒川線鬼子母神前 下車徒歩5分 雑司が谷駅から徒歩すぐ
営業時間:木~土曜日11:00~18:00(L.O.17:00) 日曜日 11:00~16:00(L.O.15:00) ンチ曜日営業
定休日:月曜日・火曜日・水曜日
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130502/13178579/

 

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