ヒルトン東京デザートビュッフェ口コミ「マーブルラウンジ」ストロベリーデザートフェア
今日は、数あるホテルデザートビュッフェのなかでも、毎年恒例であり、しかもその人気の高さで有名な、ヒルトン東京のストロベリーデザートビュッフェにやってきました。
最寄駅でいうと西新宿なので、新宿駅からは少し距離があるため、シャトルバスが運行しているので便利です。(帰りは満腹なので、腹ごなしに歩いて帰るのをお勧めします。)
本日のお目当てはレストラン「マーブルラウンジ」のデザートビュッフェです。2時間半の時間制です。レストランの場所は、ホテル1階で、エントランスのすぐ横です。
あまりにスイーツビュッフェが楽しみすぎて、3時からの予約なのに、15分前についてしまいました。時間的に余裕はあるから偵察でも…と思っていたら、目に飛び込んできたのは、若い女子達の長蛇の列でした!しかも、スイーツをとるために並んでいる人達とは別に、待っている人たちもたくさん居ます。
その人達の会話に耳をダンボにしてみると、どうやら3時からの予約の人たちのようです。気合が入った人たちがこんなにいるなんて、驚きです。
ちなみに、ここがマーブルラウンジの受付です。
受付の方に予約の名前を告げると、「そちらにお並びください」とベンチ状の椅子がある箇所を示されたので、座って待てました。
時間が来ると、列の順番に名前をチェックされて、レストラン内に案内されます。しかし、こんなに人が多いと、ちゃんと食べたいケーキが食べられるのか?と、一抹の不安がよぎります。
レストラン内の様子です。
マーブルラウンジの予約は、2時半からと、3時からの2つのパターンがあって、3時過ぎが混雑のピークのようです。2時半の予約の人は、ビュッフェのスイーツが陳列されたテーブルに近い、こちらのレストランで食べることができます。
3時の予約の人は、こちらのラウンジで食べることになります。
ビュッフェのテーブルからは少し遠いですが、落ち着いた雰囲気で、いかにもホテルで食事している、という感じで気分が上がります。
毎年恒例となっている苺をテーマにしたヒルトン東京のデザートビュッフェですが、今年のテーマは「シルク・ドゥ・フレーズ」とのこと。サーカスや移動遊園地がテーマとあって、もうレストランの中は、まるでテーマパークのようににぎやかにディスプレイが陳列されていました。
これでもか!と並べられたスイーツの周りのたくさんのかわいらしい飾りが、ちょっとレトロな感じで統一されているのが、またオシャレです。
少し照明が落とされているため、レストラン内は若干薄暗いのですが、そこに照明が当てられたディスプレイやスイーツがぼんやりと浮かび上がる様子は、なんだか秘密めいた空間になっていました。スイーツを食べに来ただけなのに、なんだかドキドキします。
いよいよ、ここからはメインのケーキの紹介です。
1.苺
まず、目につくのはこのデザートビュッフェのテーマである苺です。苺そのものが、いたるところのお皿に山盛りになっておかれています。その太っ腹さにもビックリしましたが、それよりもビックリしたのは、お皿にこれでもか!という量を持っていく女子たちです。
みんな、それこそスイーツと同じ量のいちごをどんどん持っていく様は圧巻です。山盛りの苺がまたたく間になくなりますが、そこはさすがヒルトン東京、すぐにサービスの方がお皿にどんどん苺を補充していきます。間違いなく、日本で今、一番苺が消費されてるのはここだろうな、と笑ってしまいました。
2.ストロベリー・アクロバットグラス
上の層はジャム状の苺で、下はたぶんミルクゼリーでしょうか、もうこれは間違いのない組み合わせです。こってりした甘さとさっぱりした舌触りに、子供のころによく飲んだ苺牛乳を思い出して、なんだか懐かしくなりました。ただ、舌の瓶の口が狭いので、スプーンが入りづらく、食べつらかったのが難点です。
3.苺のムース
まず器と盛り付けがかわいいです。ムースは、見た目より舌ざわりはあっさり目ですが、味はしっかりと甘いです。
4.ストロベリーマフィン、バタークリーム、ストロベリーポップコーン
本日のラブリースイーツ№1は、間違いなくこれです。サイズとしては結構小さいのに、この思わず二度見してしまう可愛さで、数あるスイーツの中でもひときわキラキラと輝いていました。カップのペーパーまで可愛すぎます。
しかも、バタークリームがおいしい!以前は、バタークリームのケーキって結構あったのに、最近ではめったにお目にかかれないので感激です。バタークリームの濃厚さが味わえる機会は今後もあまりなさそうなので、ゆっくり目を閉じて堪能してしまいました。この3倍の大きさでも歓迎のおいしさです。
5.ストロベリータルト“ムッシューロワイヤル”
まるで、絵本に登場しそうなケーキですが、驚いたのはその大きさです。これは、市販の500円くらいするケーキの大きさと同じです。ビュッフェのケーキは、たいてい小さめなのですが、この大きさは迫力満点です。
「タルト」となっていますが、下にしてあるのは、クッキー生地ではなく、スポンジでした。中のピンク部分はムース状になっていて、意外にもシュワシュワした歯ごたえで軽めなせいか、大きいですが、ペロッと食べられてしまいます。
6.ストロベリー5ショートケーキ
なんで「5」なんでしょうね…サービスの方に聞けばよかったです。何からなにまで苺のピンクづくしで、スポンジまでピンクです。
7.サーカス・ストロベリーショートケーキ
スポンジ部分と苺のバランスが、いい意味でおかしいです。普通、このサイズのケーキだと、苺は半分サイズくらいだよなあ、と感心してしまいました。どこまでサービス精神旺盛なんでしょうか。
口に入れると、苺の果汁がじゅわーっと広がったその後に、スポンジの甘さがおいかけてきます。苺本体だけで食べるよりも、もしかしたら苺本来のおいしさを味わえるケーキかもしれません。
8.ストロベリーマドレーヌ
棒に刺さったスイーツって、子供心をくすぐられるからでしょうか、すごくワクワクしてしまいます。
9.ストロベリースコーン、レモンカード、苺ジャム
今回、私は苺ジャムをつけていただきましたが、さすがに苺の味をダブルで食べるのは、なかなか甘さが強烈でした。レモンカードをお勧めします。
10.ストロベリーダックワーズ
こんなにおいしそうなケーキがあったのに、写真を撮ったのに、うっかり食べ損ねました。残念です。とにかくたくさんあるので、目移りしてしまうんです。
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11.チョコレートファウンテン
12.ピンクチョコレートファウンテン
その大きさでひときわ目をひいていたのが、この2つのチョコの塔でした。何しろ高さがあるんです。
他のホテルのデザートビュッフェでも、チョコレートファウンテンは見たことがあったのですが、これほど高いのは見た事がありません。まるでウェディングケーキかと見紛うほどです。フルーツはブドウやパイナップル、他にもマシュマロをがおいてありました。
そして、再びビックリしたのが、チョコのなめらかさです。以前に体験したところでは、チョコをフルーツにかけるとすぐ固まりはじめていたのですが、今回は違いました。少し固まってはいるけど、口に入れるときまでなめらかな食感が失われません。
後から気づいたのですが、苺のチョコレートがけもやってみたかったです。(苺はそばにおいていなかったので、うっかり忘れてしまいました)
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13.ストロベリーボム・ミルクシェーキ
ぷっくりした容器が愛らしいスイーツです。ミルクシェーキなんて飲むのは何年ぶりでしょう。
苺から、本当にたくさんの種類のスイーツがうまれてるんだなあとしみじみと感激してしまいました。さらに、好きなものをどれだけ食べてもいいなんて、ほんと、幸せすぎます。
14.「ピエロの長靴」
「長靴」なんてタイトルがついたケーキはお初です。これは、サバランの苺バージョンと言っていいと思います。
イチゴ風味のやや固めのスポンジを噛むと、なかなかジュワッと濃厚なシロップがしみだしてきて、ジューシーながらも、見た目の可愛さを裏切る、食べごたえのあるスイーツでした。たぶん、こんなケーキが食べられるのは、このビュッフェだけでしょう。少なくとも私は初めて見ました。
余談ですが、「ピエロの長靴」の上においてあるペロぺロキャンディに、「ディスプレイ」というラベルがついていて、ちょっと笑ってしまいました。たぶん、こうやって書いておかないと、食べられると思ってお皿に盛ってしまうお客さんがいるといるんでしょうね。
15.「ピエロのお鼻」
「鼻」なんて名前のスイーツを食べるのも、さすがに初めての体験です。見た目もサイズも可愛いシュークリームです。上に振ってある砂糖がピンクで気分が上がります。まるで女子力アップの特効薬みたいなビジュアルです。何個でも食べられます。
16.タイガーブラウニー
さすがにずっとピンク色のケーキを食べているのと、贅沢ですが、目先を(舌先を?)変えたくなります。チョコの苦味が新鮮で助かります。
17.ファンキーストロベリーショート
チョコつながりでもう一つ。チョコのケーキがなんでファンキーなのかな?と思いましたが、食べて納得です。
上にちょこんと乗った甘酸っぱい苺が、チョコケーキのややしっかり目の甘さを軽やかにしてくれるので、口に入れると、すごく楽しい味わいになるからなんでしょう。
18.メリメロ・ストロベリー
食べた瞬間「おお~」と思わず声が出てしまいました。苺の底にしいてあるのは、おそらくシークワーサーシロップだと思われます。シロップと苺をサッとあえただけだと思うのですが、両方の酸っぱさがちょうどいい感じでマッチして、さわやかな風が口の中にふいたかのようでした。
19.ホームメイドワッフル
このあたりでちょっとおなか一杯になってきたので、気分を変えるべく、ワッフルの列に並んでみました。トッピングが色々選べたので、生クリームをチョイス。
ワッフルは私好みのカリカリな焼き具合で、フワフワスイーツをずっと食べていたこともあり、余計おいしく感じられました。ちなみに生クリームは無糖です。
今思えば、あんこもトッピングしておけばよかったです。あんこと生クリームって、最近の流行りの組み合わせですからね。ワッフルとのコラボを食べてみたかった…
20.ポテトサラダサンドイッチ
ワッフルのとなりにあったのがこのサンドイッチです。このテーブルは、お食事コーナーになっていて、他にもポテトやスープといった、しょっぱいものが並んでいました。
ビュッフェが開始してすぐは、みんなどうしてもスイーツに殺到するので、このコーナーは、ちょっと並びますが、比較的すぐにお皿にとることができます。
なので、次回来るときは、3時に予約し、まずここの軽食をつまみ、4時過ぎから苺デザートに突入する、というのもアリかなと思いました。
ただ、並み居るキラキラ苺スイーツの魅力にあらがえれば、という限定条件つきです。ここに来てから1時間も苺がお預けなんて、たぶんダメだと思いますが…
そして、再びスイーツの紹介です。
21.マカロン(赤、白)
マカロンって、結構お高いので、普段は一つ一つを大切に食べるのですが、今日ばかりはバクバク食べてもいいのね!と思うと、意外に食べられないものでした。
甘さは強めで、歯ごたえもしっかりあるマカロンです。ただその分、コーヒーとあわせると、もうそのコンビネーションは格別です。マカロン、コーヒー、マカロン、コーヒー…と、至福のエンドレスゾーンに突入してしまいそうです。
22.ストロベリーロールケーキ
23.レアチーズケーキ、ストロベリーゼリー添え
この二つのケーキは、写メを取ることに夢中になってしまい、帰宅してから食べていないことに気が付きました。もう踏んだり蹴ったりです。
飲み物は、セルフサービスになります。コーヒー、紅茶は各種取り揃えられていて、ホットもアイスも可能です。ちなみに私はアメリカン好きなので、こればかり飲んでました。
24.ストロベリーゼリー
プルプルの苺ゼリーの上に、トロトロの苺ヨーグルト(だと思うのですが…)が乗っていました。特に目新しいデザートではない気がするのに、格別おいしく感じるのは、ホテルマジックなのかもしれません。
25.キャンディ・マシュマロ
すごく歯ごたえのあるマシュマロでした。決して大きくはないのですが、結構おなかがいっぱいになります。あとで気がつきましたが、これをチョコレートファウンテンのチョコでコーティングしたら、さぞかしおいしかったろうな…と、今更ながら激しく後悔です。(チョコレートファウンテンのそばにもマシュマロはあったのですが、フワフワタイプのものだったので、違う歯触りを試したかった…)
26.フルーツゼリー
まるで宝石のように光を放って陳列されていました。美しいです。そして美しいものを写真におさめたことに満足して、食べるのを忘れました…悔しすぎます。
27.ストロベリー・ショット
容器のそこにある白い部分に、タピオカが入っているので、かき混ぜつつ、ストローで吸い出しつつ飲むという、高度なテクニックが要求されるデザートでした。
最後は、ちょっとお行儀悪いのですが、ストローをスプーン代わりに、瓶に直接口を付けて、飲み干してしまいました。小さいのに、色んな風味が楽しめるデザートでした。
28.レモン風味のホワイトチョコムース
レモンの酸味と、苺の酸味ってケンカしないんだな、と学ぶことができました。口の中に、交互に広がる感じです。
チョコの味は、二つの酸味を壊さない程度に主張していて、こんな組み合わせのデザートがあるんだな、と驚かされました。このムースも、結構大き目ですが、「へ~」とか「お~」とか言いながら感心しつつ食べ進めていると、あっという間になくなりました。
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29.「サーカス・タイム!」
なんと、大きなソリッドチョコをハンマーで砕いて食べるシステムです。こういう遊び心のあるメニューがあるのも、こうやって女子が殺到する理由なんでしょうね。食べてみると、固いかな?という見た目に反して、結構やわらかでした。
<写真70>
<写真71>
<写真72>
<写真73>
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30.コールドマーブルアイスクリーム
やはりデザートビュッフェの〆はアイスでしょ!と、アイスコーナーに気軽に行ってみると、なんと某アイス専門店のように、好きなアイスとトッピングを選ぶと、アイスをマーブル板の上で混ぜてくれるというスペシャルなシステムになっていました。
私は、ストロベリーとチョコアイスに、マーブルチョコのトッピングを選んでみました。出来上がって、わくわくして口に入れてみると、混ぜられたアイスの味は複雑ながらなめらかで、マーブルチョコのザクザク感がいいバランスにまとまった、オリジナルアイスになっていました。もう少し胃袋の余裕があれば、色々な組み合わせを試したいところです。
最初にレストランに到着した時は、その混雑ぶりから「ケーキ全部食べられるかな」と不安になりましたが、結論から言うと、ケーキはもう十分なくらいに食べることができました。
ただ、4時をすぎたころなら、です。人がごったがえして、4時過ぎくらいまでは、列におとなしく、結構長時間並ばないとデザートがとれません。それと、みんなケーキを取りつつ、同時に写真を撮りまくるので、たぶんそのせいで列の進みが遅く、時間もかかっているようでした。
ただ、4時過ぎになると、みんなスタートダッシュで頑張りすぎたせいか、落ち着いてくるので、列にほぼ並ばなくてもデザートもとれるし、写真もゆったりと撮れます。とにかく、慌てないことです。
それはともかくとして、かえすがえすも悔しいのは、あまりの可愛さに写真を撮るのに夢中になってしまい、食べるのを忘れたケーキがある事と、おなかがいっぱいになってしまって、食べられなかったケーキがある事です。写真を撮れなかったケーキもたぶんあるはずです。
今まで数々のホテルビュッフェのすべての料理を制覇してきた大きな胃袋をもつ私も、さすがに今回は、全種類を食べることができませんでした。食事メニューはほとんど食べていないのに、スイーツを全部食べ切ることができないなんて、久しぶりの体験です。
他に、他のホテルのビュッフェと何より違うのが、食べ終わった後の感覚です。たった2時間半食事しただけなのに、帰る頃には時間の感覚を忘れ、まるでタイムスリップしたような変な気持ちになっていたのには、たぶん、満腹になったせいだけではなさそうです。
理由はたぶん、「マーブルラウンジ」全体の、ゴージャスで魅惑的な雰囲気が理由です。普段の太陽光の下で見るならば、苺って健康的な果物の代表格なのはずに、あの雰囲気の中で苺や数々のスイーツがあやしく光るさまと言ったら、これは本当に不思議で、実際に見た人にしかわからない感覚だと思います。
もちろん、おいしかったこともありますが、一度見たからには食べなければ逃れられない、みたいな、冷静に考えると首をかしげるような衝動にかられてデザートを食べたのは、後にも先にもきっとあの日だけだと思います。
もし、これからこのビュッフェに参戦する人にアドバイスする事があるとすれば、苺とデザートを交互に食べるといい、という事でしょうか。デザートが総じて甘さが強めで、結構パンチがあるので、欲望にまかせてケーキ類をモリモリ食べていると、簡単にノックアウトされてしまいます。
一つでも多くのケーキを堪能したいなら、苺の酸っぱさで口の中を中和させつつ、ケーキを食べていくといいかもしれません。
ヒルトン東京 マーブルラウンジ
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-6-2
http://www.hiltontokyo.jp/restaurants/marble_lounge
※女子リキのライターさんもヒルトン東京のマーブルラウンジでデザートビュッフェを体験したみたいです。
興味がある方は女子リキの記事も是非ご覧くださいね。