もち麦を使ったスイーツレシピ3つ
ここでは、もち麦を使ったスイーツレシピを3つ紹介します。「もち麦入り!卵を泡立てて作るふわとろカボチャパンケーキ」「プチプチ食感が美味しい!もち麦入りの絶品おはぎ」「香ばしく焼かれたもち麦が美味しい!ナッツたっぷりフロランタン」です。
「もち麦」は、血糖値の上昇を抑えたり、食物繊維が豊富なのでダイエット効果が期待でき、ビタミンB群や抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれているので美肌効果も期待できる女性には嬉しい食材です。
是非、もち麦を使ったスイーツレシピに挑戦してみてくださいね。
もち麦入り!卵を泡立てて作るふわとろカボチャパンケーキ
カボチャ入りのキレイな色のパンケーキです。カボチャは皮ごとつぶして作っているので栄養価も高いですよ!もち麦入りなので粒つぶしたもっちり食感がまたいいアクセントになっていて美味しいです。
粉を少なめにして、メレンゲをたっぷり入れて作っているのでふわっと軽くとろける美味しさになりました。軽いので何枚でも食べられちゃいますよ。
メレンゲはどんどん泡がつぶれていってしまうので、生地を作ったらすぐに焼くようにするのがポイントです。トッピングは自由に楽しんでください。
<材料>(7~8枚分)
▼パンケーキ
・卵 2個
・砂糖 40グラム
・塩 一つまみ
・牛乳 100~120cc
・カボチャ 100グラム
・薄力粉 100グラム
・ベーキングパウダー 小さじ半分
・茹でたもち麦 80グラム
・サラダ油 大さじ1
▼トッピング
・ホイップクリーム、バナナ、フルーツ 適量
・メープルシロップ お好みで
<作り方>
①ボウルに卵黄と砂糖30グラム(残りの10グラムはメレンゲを作る際に使います)を入れてよくかき混ぜます。卵黄と砂糖を入れてかきまぜずに長時間置いておくと固まってしまうので注意しましょう。卵黄と砂糖を入れたらすぐかきまぜるようにしてください。
②「①」のボウルに振るった薄力粉、ベーキングパウダー、塩を加えてなめらかになるまで混ぜます。粉っぽいようなら少し分量内の牛乳を混ぜてください。
③「②」のボウルに牛乳を数回に分けて入れてよく混ぜます。1度に入れると上手に混ざらずに分離したようになるので気を付けましょう。
④カボチャをレンジで加熱して柔らかく火を通します。皮付きのままフォークでよくつぶしておきます。(なめらかに仕上げたい方は皮をむいて裏ごししてください)
⑤「③」のボウルにつぶしたカボチャと茹でたもち麦を入れて混ぜます。
⑥卵白を泡立てます。
水気、油気のない清潔なボウルに卵白を入れて電動泡だて器で泡立て始めます。卵白は使うまで冷蔵庫に入れておくとよく泡立ちます。
⑦ピンとツノが立つまで泡立ってきたら砂糖10グラムを入れて電動泡だて器の弱で泡のキメが整うまで泡立てます。
⑧砂糖を入れるとこのようにツヤのあるキメ細やかなメレンゲができます。
⑨「⑤」のボウルにメレンゲを3分の1入れてよく混ぜます。(捨てメレンゲ)混ざったら残りのメレンゲを加えて今度は泡をつぶさないようにサックリと混ぜ合わせていきます。
⑩「⑨」のボウルにサラダ油を入れてサッと混ぜたら生地の完成です。
⑪フライパンを弱火にして温めてから生地をお玉1杯分ほどすくい丸く流して焼いていきます。
この時に少し上から生地を流しいれるとキレイな丸になります。
⑫パンケーキの端っこが固まってきてふつふつと気泡が出てくるようになったら裏返してもいい合図です。
⑬フライ返しで裏返して裏面にも火を通します。
⑭お好みの数パンケーキをお皿に盛りつけたら、ホイップクリームを中央にたっぷりとしぼってフルーツを盛り付けます。
最後にホイップクリームの上からメープルシロップをたらしたら完成です!
<このレシピの>
牛乳の量がしっかり定まっていないのは、カボチャの水分量により変わってくるからです。水分の多いカボチャの場合は牛乳を少なめにしてホクホクのカボチャの場合は牛乳を多めに入れるようにしましょう。
このもち麦入りパンケーキの生地は一般的なホットケーキの生地に比べて少し柔らかめです。カボチャの代わりにバナナやニンジンを入れても美味しく作ることができます。その場合バナナならつぶしたものを1本、ニンジンならすりおろしたもの3分の1を目安に入れてください。牛乳の量はその水分量によって加減して作ってみてください。
メレンゲを作るときは少しの水気や油が入るだけでコシのない泡になってしまうのでしっかりと清潔なボウルを使うようにしましょう。また温めてしまうと泡立ちにくくなるので冷やしておくことも重要になります。
砂糖を最初から入れてしまっても固く泡立たなくなってしまうので必ずピンとツノがたってから入れるようにしてください。
砂糖を入れてからは電動泡だて器を弱にしてキメを整えますが、あまり長時間していると今度は泡立ち過ぎになってしまうので気を付けましょう。ボウルを逆さにしてもビクともしないようなら泡立てすぎです。
固くなりすぎたメレンゲは生地とも混じりにくいのでどうしても混ぜるときに無駄に泡をつぶしてしまうことになるので気を付けましょう。
メレンゲを生地と混ぜるときに最初に混ぜるものを捨てメレンゲと言います。捨てメレンゲを混ぜるときは、泡をつぶさないように気を付けずにグルグルとなめらかになるまで混ぜて大丈夫です。最初に少しこうしてメレンゲを生地にしっかり混ぜておくことで後から混ぜるメレンゲがスムーズに混ざるようになります。
今回はフライパンでもち麦入りパンケーキを焼きましたが、ホットプレートで焼くとあっという間に全部焼き上がるのでおすすめです。みんなでワイワイもち麦入りパンケーキパーティーをしても盛り上がって楽しいですよ。
トッピングも色々工夫してみてください。アーモンドやクルミなどのナッツ類のほかあんこやきなこなどの和テイストのものともよく合います。和テイストにする場合は黒蜜をかけると美味しいですよ。
プチプチ食感が美味しい!もち麦入りの絶品おはぎ
気軽に作ることのできる和菓子として人気なおはぎ。今回はご飯の中にもち麦をたっぷり入れて作ってみました。もち麦のもっちりプチプチとした食感がいつものおはぎをより美味しくしてくれますよ♪
もち麦入りおはぎは、出来たてが一番美味しいのでできれば食べる直前に作るのをおすすめします。すぐに食べないときは1日なら冷蔵保存、それ以上なら冷凍保存しましょう。
食べるときは少しだけ電子レンジで温めて食べるとまたご飯が柔らかくなり美味しさがよみがえります。あんこときなこのほかすりごまや青のりをまぶしても美味しいです。
<材料>(おはぎ6~8個分)
▼ご飯の部分
・もち米 1合
・茹でたもち麦 半カップ
・砂糖 大さじ3
▼まぶすもの
・ゆであずき 適量
・きなこ(砂糖と塩を混ぜたもの) 適量
<作り方>
①ご飯の部分を作ります。
ボウルにもち米を炊いたもの(今回は普通に炊飯器で炊いたものです)と茹でたもち麦を入れます。もち米は炊きたてのものを使いましょう。温かいとつぶしやすいです。冷めてしまっている場合は少し電子レンジか蒸し器で温めましょう。
②麺棒などでもち米ともち麦をつぶします。上からトントンとつぶすようにするとスムーズに細かくなります。
③ある程度つぶれたら砂糖を入れてさらにつぶしていきます。
砂糖を入れると少し全体がゆるくなってつぶしやすくなります。
④「③」を6~8等分してラップに包んでおはぎの形にします。
⑤あんこときなこの準備をします。あんこはゆるいようなら少し煮つめて固くしておきます。
きなこには砂糖とほんの少しの塩を加えて混ぜます。塩を加えるときなこ全体の味がはっきりして甘みも強く感じられるようになります。
⑥きなこをまぶすときは、きなこの入っているお皿にご飯を入れて全体にまぶすようにします。
⑦あんこをまぶすときはラップに置いたご飯にあんこを入れて全体につくようにするとスムーズにできます。
⑧お皿に盛りつけたら完成です!
<このレシピのポイント>
今回は「もち米」と「もち麦」を別々で炊いたり茹でたりしていますが、一緒にもち米ともち麦を炊飯器で炊くこともできます。
「もち米」と「もち麦」に水を入れたら炊く前に30分ほど置いて吸水させるとふっくらとした仕上がりになるのでおすすめです。
ご飯のつぶし具合はお好みで大丈夫です。粒つぶ食感を楽しみたい方は粗めに、もっちりとした食感を楽しみたい方は丁寧につぶしてください。
きなこのおはぎをボリュームアップさせたいときはご飯の中にあんこを少し入れて作ってみてください。あんこときなこの両方が味わえて贅沢なおはぎになりますよ!
ご飯の中に入れる砂糖はお好みで入れなくても美味しくできます。入れるとよりお菓子らしさがでるので今回は入れてみました。ノンオイルですがボリュームがあり腹もちがいいのでダイエット中のおやつとしても「もち麦おはぎ」はいいですね。
香ばしく焼かれたもち麦が美味しい!ナッツたっぷりフロランタン
アーモンドの香りが口に入れたとたんに広がるお菓子です。サクサクした食感のクッキー生地に濃厚なキャラメルがかかっているのでツヤもあり見た目も豪華です!
一つ食べればまろやかで香ばしい味わいに思わず笑みがこぼれます。
キャラメルの中に入っている「もち麦」はしっかり焼かれているのでモチっとした食感を残しつつグミのような固さもあります。食べているときにちょうどいいアクセントになってグッドですよ。
噛む回数も多くなり1~2枚食べると十分に満足できるので食べすぎ防止にもなります。
プレゼントやおもてなしスイーツとしても喜ばれるので多めに作ってもあっという間になくなってしまいます。
<材料>(鉄板1枚分)
▼クッキー生地
・無塩バター 70グラム
・塩 2つまみ
・砂糖 30グラム
・卵 半分
・薄力粉 100グラム
・アーモンドプードル 30グラム
▼キャラメル
・無塩バター 65グラム
・塩 1つまみ
・砂糖 50グラム
・生クリーム 50グラム
・はちみつ 大さじ2
・アーモンド 30グラム
・茹でたもち麦 80グラム
<作り方>
①クッキー生地を作ります。無塩バターを室温に出して柔らかくして泡だて器でなめらかなクリーム状になるまで混ぜます。バターの粒が残らないようにしましょう。塩も入れて混ぜます。
バターを耐熱容器に入れてラップをふんわりかけて短時間電子レンジで加熱しても柔らかくなります。その場合はある程度溶けたら素早く取り出して余熱でクリーム状になるようにしてください。
すぐに溶かしバターになってしまうので電子レンジで加熱している間は目を離さないように気を付けましょう。加熱しすぎると爆発してしまう危険もあります。
②「①」のボウルに砂糖を入れて白っぽくフワフワになるまでよく泡だて器で泡立てます。白っぽくなるのはバター全体に空気が入るからです。少し全体的に固くなり体積が増えたように感じるくらいが目安です。空気が入るとサクサクした食感のクッキーに仕上がります。
③卵はよく溶いて室温に出しておきます。
④卵を少しずつ「②」のボウルに加えてその度によく混ぜます。一度に入れてしまうと分離してモロモロした状態になってしまうので気を付けましょう。
⑤このようにとろっとしたキレイな卵色のクリーム状のなればOKです。もし分離してしまったときは少しだけ分量内の薄力粉を加えて混ぜて水分を吸わせるように混ぜてリカバリーしてください。
⑥「⑤」のボウルにふるった薄力粉とアーモンドプードルを入れてゴムベラでサックリと混ぜます。
⑦このように1まとまりになれば混ぜ終わりです。混ぜすぎると小麦粉のグルテンが作られて固い食感になってしまうので気を付けましょう。
⑧ラップにクッキー生地を包んだら冷蔵庫で2時間~1晩休ませます。こうすることで生地が馴染んでベタつかず成形もしやすくなります。
⑨休ませた生地をラップに挟んで麺棒で薄く3~4ミリの厚さに伸ばします。ベタつくときは軽く打ち粉(薄力粉)をふってください。クッキングシートをしいた鉄板に置いたらフォークで全体に空気穴をあけて、180度のオーブンで15分~20分ほど表面がこんがりするまで焼きます。
⑩キャラメルを作ります。
鍋に小さく切った無塩バター、塩、砂糖、はちみつ、生クリームを入れてます。
⑪弱火にかけて木べらで混ぜていきます。だんだんバターが溶けてきます。
⑫沸騰してきたらしばらく煮つめていきます。この時も火加減は弱火です。
⑬10~15分ほど煮つめていると少し粘度が出てきます。
水を入れたコップに1~2滴キャラメルを落としてみてくるんと丸まって固まるようなら火を止めます。水の中で溶けていくようならもう少し煮つめましょう。
⑭茹でたもち麦と砕いたアーモンドを一気に加えて混ぜます。
⑮火を止めるとキャラメルがどんどん固まってしまうので手早く行いましょう。もし途中で固くなってしまったら少し火にかけて柔らかくするとスムーズにできます。
⑯「⑨」のクッキー生地の上に「⑮」のキャラメルを全体的に流しいれます。
190度に熱したオーブンで20分ほどキャラメルがこんがりするまで焼きます。
⑰少し温かいうちにナイフで食べやすい大きさにカットします。
⑱しっかり冷めたら完成です!
<このレシピのポイント>
今回はアーモンドを砕いて使いましたが、スライスアーモンドを使えば手軽に作ることができます。アーモンドのほかにもクルミやカシューナッツやピスタチオなどお好みナッツを入れて作っても美味しいです。ドライフルーツを入れると少し甘酸っぱさも出てきてまた違った美味しさを感じられますよ。
キャラメルを作るときは焦がさないように気を付けましょう。弱火で煮詰めて絶えず木べらで底を混ぜるようにします。フロランタンをキレイに四角にカットするとどうしても端っこの部分が余ってしまいます。
誰かにプレゼントするには少し躊躇してしまう部分ですが、キャラメルが一番香ばしくて美味しい部分です。捨てずに小さく切って自分のおやつとして楽しみましょう。
今回は無塩バターを使用したので塩を加えましたが、有塩バターを使用する場合は塩はいりません。
女子リキでは、もち麦のダイエット効果や美肌効果について、そしてもち麦を使ったダイエット方法など記載しています。
もち麦のダイエット効果・便秘解消効果の秘密&料理レシピ集【保存版】 - 女子リキ
もち麦を使ったダイエット料理レシピも公開していますので「もち麦」に興味を持たれた方は是非ご覧ください。
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