バナナを使ったスイーツレシピ3つ
バナナを使ったスイーツレシピを3つ紹介します。「しっとり濃厚!ガトーショコラみたいなチョコバナナケーキ」「タルト型要らず!お花みたいな形のバナナレアチーズタルト」「バナナとアーモンドのスコーン」です。
しっとり濃厚!ガトーショコラみたいなチョコバナナケーキ
チョコとココアがたっぷり入った本格的なチョコケーキです。
すりつぶしたバナナが入っているのでしっとりしていて、フルーティーな香りも素敵です。オーブンで焼いている時から部屋中が甘くいい香りに包まれますよ♪
甘さを抑えてあるので濃厚だけれど後味はスッキリしています。泡立てた生クリームを添えて食べると良く合います。大人の味にしたい時は少し生地にラム酒を加えてもいいですよ。
<材料>(17㎝のシフォンケーキ型1台分)
・卵 3個
・砂糖80g
・チョコレート 60グラム
・無塩バター 50グラム
・薄力粉 20グラム
・ココア 35グラム
・バナナ 1本
・泡立てた生クリーム(トッピング用)
・スライスしたバナナ(トッピング用)
<作り方>
①容器に小さく割ったチョコレートとバターを入れて湯せんでゆっくりと溶かします。
②このようになめらかでツヤのあるチョコレートになったらオッケーです。
③卵白をボウルに入れて電動泡立て器で泡立てます。弱から始めて泡立ってきたら中に切り替えます。
④角がゆるく立つようになったら砂糖の半量(40グラム)を加えて弱で泡立てます。砂糖を入れるとキメの細かくツヤのあるメレンゲになります。
⑤別のボウルに卵黄と残りの砂糖(40グラム)を入れて電動泡立て器で泡立てはじめます。強さは最初から中で大丈夫です。
⑥白っぽくなりふわふわしてきたらオッケーです。
⑦「⑥」に「②」を加えてなめらかに混ぜます。
⑧バナナをフォークでよくつぶしてピューレ状にします。
⑨「⑦」にバナナを加えて混ぜます。
⑩「⑨」に薄力粉とココアを一緒にふるいにかけたものを入れてゴムベラでサックリと練らないように混ぜます。
⑪「⑩」に「④」のメレンゲを3分の1加えて全体的によく混ぜます。これを捨てメレンゲと言います。メレンゲの泡はつぶれてしまっても気にしないで大丈夫です。
⑫残りのメレンゲを2回に分けて加えます。今回はサックリと混ぜてメレンゲの泡をつぶさないようにします。全て混ぜ終わるとこのようになめらかでふわっとした生地になります。
⑬シフォンケーキの型に生地を流し込みます。軽く型の側面を叩いて生地を平らにします。
170度で熱したオーブンで30分程焼きます。竹ぐしを刺してみてモロモロとした生地が付いてくるくらいが美味しい焼き上がりです。
⑭しっかり冷ましてから型から取り出しましょう。
泡立てた生クリームとスライスしたバナナをトッピングに乗せたら完成です。
<このレシピのポイント>
バナナは表面に黒い斑点(シュガースポット)が出てくるくらい熟したものを使用すると香り高いケーキに仕上がります。
チョコレートとバターを溶かす時は、熱すぎるお湯を使用するのはやめましょう。あまり高温だとチョコレートが分離してしまいボロボロとした食感になってしまいます。低温でゆっくりと溶かすとなめらかに溶けます。
時間がない時は電子レンジでもできるのですが慣れてないうちはチョコレートが高温になりすぎて分離してしまいがちなのでおすすめしません。コツはチョコレートが半分くらい溶けたらもう取り出して後は余熱で溶かすことです。
使用するチョコレートはお好みのもので構いませんが、クーべルチュールチョコレートを使用するとさらに本格的な味わいになります。ブラックチョコレートやビターチョコレートを使用するとほろ苦い大人の味になります。
この生地にはベーキングパウダーは入っておらず、すべて泡立てた卵の力で膨らませています。なのでメレンゲ作りはとても重要です。
キメ細かくふんわりしたメレンゲを作るには最初から砂糖は加えないことです。最初から加えてしまうとあまり泡立たずコシのないメレンゲになってしまうので注意しましょう。
また砂糖を加えてからは電動泡立て器の弱で泡立ててツヤのある綺麗なメレンゲになったらそこでやめましょう。あまり泡立てすぎても固くなりすぎてしまい、生地と混ぜるときに混ざりにくくなってしまいます。
卵を泡立てる順番は卵白の次に卵黄にしましょう。この順序だと電動泡立て器を洗わずにそのまま使い続けることができます。逆にしてしまった時は、メレンゲを泡立てる前に一度洗ってから使いましょう。メレンゲは黄身が入ると泡立ちが悪くなってしまうためです。
ココアは色々な種類がありますが、このケーキに使用しているのは無糖のココアです。砂糖が調合されたココアを使うと色が薄く味も変わってきますのでやめましょう。
メレンゲを生地に混ぜていくときは緊張しがちだと思うのですが、最初に捨てメレンゲを作ることで後からのメレンゲがスムーズに混ざりやすくなります。
泡を消さないようにとあまり混ぜなさすぎると焼き上がったときにメレンゲの混ざりきらなかった白い粒が残ってしまったり生地がパサパサになってしまいます。サックリ混ぜるようにすればメレンゲの泡はそんなに消えませんのでなめらかな生地になるまで混ぜましょう。
チョコケーキの焼き上がりですが一般のスポンジケーキと違い、竹ぐしに生地がモロモロ付いてくるくらいでオッケーです。
竹ぐしをさしてみて生地が全くついて来ない状態は焼きすぎです。焼きすぎてしまうと冷ましてもしっとり感があまりなくパサつきがちの食感になります。チョコケーキなので焼いている間はどのくらい焼けたか分かりにくいのですが、最初のうちは早めにオーブンから出してみて様子を見て調節してください。
今回シフォンケーキ型を使いましたが、丸いケーキ型やカップケーキの型を使っても可愛く作れます。その場合も焼き時間を調節してください。
タルト型要らず!お花みたいな形のバナナレアチーズタルト
タルトを作ろうと思ったらタルト型が必要だし難しそうと思っていませんか?確かにタルト型を使うと綺麗にできますが、なくてもこんなに可愛いタルトが作れます♪
麺棒で丸く伸ばしてから手でふちを作ってあげるだけなんですよ。少しふちにウエーブをかけてあげると見た目がお花のようになり、切り分けるとハートの形になるんです♪
タルトの中にはレモン汁入りのアッサリとしたレアチーズ生地を流し入れて固めました。その上にスライスしたたっぷりのバナナ!タルトとレアチーズとバナナがお口の中に一緒になると幸せ~な気分になれますよ。
<材料>(タルト型1台分)
○タルト生地
・薄力粉 100グラム
・砂糖 20グラム
・塩 一つまみ
・サラダ油 大さじ2
・牛乳 大さじ1~2
○レアチーズ生地
・クリームチーズ 100グラム
・砂糖 35g
・ヨーグルト 120cc
・生クリーム80cc
・レモン汁 大さじ1
・ゼラチン 3グラム
○トッピング用
・バナナ 1~2本
<作り方>
①タルト生地を作ります。ボウルに薄力粉と砂糖と塩を入れてざっと混ぜます。
②「①」のボウルにサラダ油を入れます。
③手のひらでこすりあわせるようにしてそぼろ状にします。粉っぽくても全体に油が回ったようになればオッケーです。
④牛乳を入れて手で軽くまとめます。
⑤このように大体ひとまとまりになればいいです。
⑥ラップの上にタルト生地を乗せて上からもラップをかぶせます。
⑦麺棒で3ミリ程度に伸ばします。綺麗な丸にならなくても大丈夫です。薄くしすぎると焼いている間に割れてしまうので注意しましょう。
⑧タルト生地の端を丸めこむようにして縁を作ります。
ここでタルトの形が綺麗に丸くなるように調整します。ふちは底に比べて少し厚くなる感じです。
⑨お好みでふちにウエーブをつけます。フォークでそこで空気穴を開けたら180度のオーブンで15分ほど焼きます。
⑩焼き色がつけばタルト台の完成です。焼きたては割れやすいので鉄板の上で冷ますようにしましょう。
⑪レアチーズ生地を作ります。
ゼラチンを大さじ1の水でふやかしておきます。
⑫クリームチーズを室温に出しておいて柔らかくするか、短時間電子レンジにかけて柔らかくします。
⑬「⑫」に砂糖を入れてなめらかになるまで混ぜます。
⑭ヨーグルトを加えて混ぜます。
⑮生クリームを入れて混ぜます。
⑯レモン汁を加えて混ぜます。
⑰ゼラチンを湯せんで溶かしてからレアチーズ生地に入れて手早く混ぜます。
⑱タルト台にレアチーズ生地を流し込んで冷蔵庫で冷やし固めます。
⑲バナナを3~4ミリの輪切りにしてレモン汁を全体にまぶします。レアチーズタルトの上に並べていきます。
⑳完成です!
<このレシピのポイント>
工程が少し多めで難しそうに見えますが、1つ1つの作業は簡単なので楽しみながら作りましょう。タルト生地とサラダ油を混ぜるときは決してこねないようにそぼろ状にします。そぼろ状にすることで中に空気が入り、仕上がりがサクッとした食感になります。
サラダ油はお好みでココナッツオイルに変えても美味しいです。タルト生地の底にフォークで穴をあけるのは、焼いている間に膨らんでこないようにするためと火の通りを良くするためです。
今回はタルト生地を作って作りましたが時間のない時などはビスケットをビニール袋に入れて砕いたものにサラダ油を入れてしっとりさせたものを土台にしてもいいですよ。その際は容器の底に入れたらしっかりと押し固めてから使用してください。
土台なしでもっとお手軽に作る時は容器にそのままレアチーズ生地を流し込んで固めます。スプーンなどですくってからバナナを添えていただきます。
レアチーズ生地をなめらかに作るにはクリームチーズと砂糖を混ぜる工程でダマのないようにすることです。ボウルの周りに付いている生地も丁寧にゴムベラで取ってしっかりと全体を泡立て器で混ぜてなめらかにしましょう。ここでなめらかにしておくとヨーグルト、生クリームを入れるときにスムーズに混ざります。
ゼラチンを入れてゆっくり混ぜているとレアチーズ生地の中でゼラチンが固まってしまいダマになります。ゼラチンを入れたら手早く混ぜましょう。
バナナにレモン汁をかけるのは茶色く変色してしまうのを防ぐためです。またほんのりとしたレモンの酸味も美味しいです。
フレッシュなフルーツなのでなるべく食べる直前に飾ると美味しくいただくことができますよ。このタルトで使用するバナナはまだシュガースポットの出ていない少し固めのものがおすすめです。
バナナとアーモンドのスコーン
バナナは気軽に食べることができて栄養価も高いので健康食として人気です。バナナの中に入っているカリウムはむくみ防止の効果があり、食物繊維も入っているのでおなかをスッキリさせてくれます。ビタミンB2やビタミンB、ポリフェノールも含まれているのでお肌もツルツルにしてくれますよ♪
今回は粗みじん切りにしたバナナがたっぷり入ったスコーンを作ってみました。表面はさっくり、中は少ししっとりしていてとても美味しいです。カリッとしたアーモンドの香ばしさもよく合っています。
思い立ったらすぐ作ることができるので朝食やおやつとしても気軽に作ることができますよ♪バター、乳製品不使用のヘルシーなレシピに仕上げました。
<材料>(9個分)
・薄力粉 110グラム
・ベーキングパウダー 小さじ1
・砂糖 30グラム
・塩 小さじ1
・サラダ油 大さじ2
・バナナ 1本
・アーモンド 25グラム
・アーモンド 9粒(飾り用)
<作り方>
①ボウルに薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩を加えてザッと混ぜます。
②「①」のボウルにサラダ油を入れて手で空気を含んだそぼろ状にします。
③このように粉っぽさが残る位で大丈夫です。粉全体に油が回って色が変わるくらいが目安です。
④バナナを粗く包丁で刻みます。
⑤「③」のボウルにバナナを入れてサックリとまとめます。
⑥乾煎りしたアーモンドを大きめに包丁で砕いて加えます。
⑦手で9個分に丸めて、オーブンシートをしいた鉄板の上に並べます。飾りとしてアーモンドを上に乗せます。
⑧180度のオーブンで15分ほど焼いてこんがりしたら完成です!
<このレシピのポイント>
バナナは皮の表面に黒い斑点(シュガースポット)の出ているものを使用するとより豊潤な香りで美味しいスコーンに仕上がります。
バナナが入っているためにあまり日持ちはしません。焼けたらビニール袋に入れて冷蔵庫で保存するようにしましょう。2~3日持ちます。冷凍保存すると2週間ほど持ちます。その際は1つ1つラップで包んでからジップロックに入れて冷凍しましょう。
食べるときは軽くトースターで温めるとバナナの香りがふわっと引き立って美味しいですよ。
今回はアーモンドを入れましたがお好みでクルミやカシューナッツなどを使用しても美味しく作ることができます。事前に乾煎りしておくことでカリッとした食感が楽しめるスコーンになります。
砂糖を黒砂糖にして作ると素朴な味のスコーンになります。きび砂糖を使用してもコクがある味わいになります。
バナナの水分量や大きさによってスコーンの生地の固さが変わってきます。もし固めに仕上がった場合は少量牛乳を加えて調節してください。
いかがでしたか?
今回はバナナを使ったスイーツレシピを3つ紹介させていただきました。
バナナは、腸内環境を整えて便秘を解消してくれる女性に嬉しい食べ物なんです。カロリーも高さそうですが、ごはん1膳250キロカロリーに対して、バナナ1本のカロリーは85キロカロリーくらいなんですよ。
また、バナナを温めるとお腹が温まり、女性にとって嬉しい効果がたくさん期待できるようになるんですよ。
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