緑茶を使ったスイーツレシピ3つ
緑茶には、殺菌作用があるカテキンや、お肌に良いビタミンC、ホルモンバランスを整えるビタミンE、髪の毛や皮膚、爪の再生に欠かせないビタミンB2、便秘解消に役立つ食物繊維などなど、女性に嬉しい成分が含まれています。
今回は、そんな緑茶を使ったスイーツレシピを3つ紹介します。「緑茶とくるみとココアのサクサクアイスボックスクッキー」「小豆とザラメ入り♪緑茶のしっとりふわふわハニーカステラ」「2層で色合いもキレイ!ちょっと贅沢な緑茶のチーズケーキ&小豆のムース」です。
緑茶とくるみとココアのサクサクアイスボックスクッキー
緑茶とくるみがたっぷり入ったサクサクのクッキーを少しほろ苦いココアクッキーで包みました。冷蔵庫でひんやり冷やしてからナイフで切るとまるでお店のクッキーのような仕上がりのクッキーができますよ♪
くるみはあらかじめフライパンでから煎りしておくことで水分が抜けて軽やかな食感になります。香ばしさもアップしますよ!
緑茶とくるみクッキーとは正反対にココアクッキーは少し固めの仕上がりです。そのおかげでナイフで切るときにボロボロ崩れてしまったりするのを防いでキレイに成形できますよ。
緑茶の和の風味がふわっと広がる少し大人向けのクッキーです。
日持ちもするのでプレゼントしても喜ばれますよ!
<材料>(30~40個分)
▼緑茶とくるみのクッキー
・無塩バター 70グラム
・砂糖 40グラム
・塩 一つまみ
・薄力粉 110グラム
・アーモンドプードル 20グラム
・緑茶 大さじ1
・くるみ 60グラム
▼ココアクッキー
・薄力粉 100グラム
・砂糖 30グラム
・塩 一つまみ
・ココア 20グラム
・サラダ油 大さじ3
・牛乳 大さじ2~3
<作り方>
①緑茶とくるみのクッキーを作ります。まずくるみをフライパンでから煎りします。弱火でじっくりとくるみから香ばしい香りがしてきて少し焦げ色がついたころで火を止めます。
②くるみが冷めたら包丁で細かく刻みます。細かく刻めば刻むほどサクサクな仕上がりになります。粗めにするとくるみの存在感が際立つクッキーになります。お好みでくるみの大きさを決めてください。
③ボウルに室温に出しておいて柔らかくしておいた無塩バターを入れてクリーム状になるようによく練ります。少し電子レンジにかけて無塩バターを柔らかくしてもいいですが、溶かしすぎないようにしてください。すぐに溶かしバターになってしまうので気を付けましょう。ここでバターをダマのないキレイなクリーム状にしておけばこれからの作業がスムーズにいきますよ。
④砂糖を入れて白っぽくフワフワするまで泡立てます。白っぽくなるのは空気が入るためです。空気が入ることによりクッキーがサクサクとした軽い食感に仕上がります。
⑤ふるいの中で薄力粉と塩と緑茶を入れてスプーンで軽くかき混ぜておきます。一緒に混ぜ合わせてふるうことで粉類同士がよく混ざりムラなく生地に馴染みます。
⑥「④」のボウルに「⑥」をふるいにかけたものと、アーモンドプードルを入れてサックリと混ぜます。
⑦まだ粉っぽさが残るくらいのときに、「②」のくるみを入れてザックリと混ぜます。
⑧最後は軽く手でまとめてからラップの上に生地を乗せます。
⑨生地をラップに包みながら形を整えていきます。
ベタついて整えにくいときは一度冷蔵庫で冷やしてからおこないましょう。まっすぐに形を整えたいときはものさしを生地にあてながら使うと上手にできます。形が整ったら冷蔵庫に入れて冷やします。
⑩次にココアクッキーを作ります。
ボウルにふるった薄力粉、ココア、砂糖、塩を入れて混ぜ合わせます。
⑪「⑩」のボウルにサラダ油を入れます。
⑫両手をすりあわせるようにしながら生地をポロポロのそぼろ状にします。サラダ油を全体にまぶしていく感じです。ここではこねないようにしましょう。ポロポロにして空気を生地に含ませるようなイメージでおこなってください。
⑬牛乳を「⑫」のボウルに加えてサックリとこねないように生地をまとめます。
⑭ラップの上に「⑬」の生地を置きます。まだ粉っぽいようならかるく手でこねましょう。
⑮麺棒で薄くのばします。緑茶とくるみのクッキーの長さと合わせながら作ると無駄がありません。
⑯伸ばしたココアクッキーの生地に緑茶とくるみのクッキーを置きます。
⑰緑茶とくるみのクッキーをココアクッキーで包んでいきます。この時に中に空気が入らないようにしっかり密着させていきましょう。
生地が足りなくなった部分はつぎたして、厚くなった部分は調節しながら全体的にココア生地が均一につくようにすると仕上がりがキレイになります。
できたら冷蔵庫で全体的が固く冷えるまで冷やします。(3時間~1晩位)
ラップをはずしたらナイフで3ミリ~5ミリの厚さにスライスしてクッキングシートをしいた鉄板にくっつかないように並べていきます。
170度に熱したオーブンで15分程焼いたら緑茶クッキー完成です!
⑱できたては崩れやすいのでしっかり冷めてからクッキングシートから外すようにしましょう。
お皿に盛りつけてどうぞ♪
<このレシピのポイント>
今回は無塩バターを使ったので塩を入れましたが有塩バターを入れる場合は塩は要りません。くるみのほかにアーモンドやカシューナッツを入れて作っても美味しくできます。ドライフルーツを入れて作っても美味しいです。ドライフルーツを入れるときは細かく刻んでから生地に入れて使うようにしましょう。大きいままだとクッキー生地をナイフで切る際にドライフルーツがポロッと取れてしまいます。
今回は四角の形のクッキーにしましたがお好みで様々な形にしても楽しいです。丸い形にしたり三角の形にしても可愛いですよ!
また両方の生地をうすく伸ばしてから重ねてくるくる巻いていけばうずまきクッキーになります。うずまきクッキーを作る際は伸ばした生地を長方形にキレイに切ってからおこなったほうが仕上がりが良くなりますよ。成形している際に出てくる余った生地はくるくる丸めておだんごクッキーにして味見用のクッキーにすると無駄がありません。
クッキーを焼く際に薄く表面に牛乳や卵白を塗るとツヤが出てキレイです。緑茶の色が少し分からなくなってしまいますが卵黄を塗って焼くと黄金色にツヤツヤ輝いて豪華が仕上がりになります。
冷蔵庫で休ませる時間が十分にとれないときは、冷凍庫に入れて短時間で冷やすこともできます。
小豆とザラメ入り♪緑茶のしっとりふわふわハニーカステラ
緑茶入りのしっとりふわふわのカステラです。底にたっぷりのザラメと小豆を入れて焼き上げました。カステラと言うととても難しそうに感じるかもしれませんが卵の泡立てさえ十分におこなえば簡単にできますよ♪生地にはちみつとみりんを加えることでカステラ独特の甘みとしっとり感が出ています。
また低温でじっくりと時間をかけて焼くことで中がしっとりとしたパサつきのない食感に仕上がります。泡切りというカステラならではの技法も出てきますが、おこなうと仕上がりが格段にキレイになるのでぜひ忘れずにおこなってください。
出来上がってからはカステラをしっとりさせるために乾燥しないように気をつけて必ず一晩は休ませてからカットしましょう。一口食べると上品な甘さと緑茶の風味にうっとりしてしまいますよ♪
<材料>(20センチの角型1個分)
・卵 5個(Lサイズ)
・三温糖 150グラム
・はちみつ 大さじ3
・みりん 大さじ2
・強力粉 160グラム
・緑茶 大さじ1
・あずき 70グラム
・ザラメ 70グラム
<作り方>
①型にクッキングシートをしいてから、底の部分にザラメと小豆を並べます。
②はちみつとみりんを耐熱容器に入れます。
③「②」を短時間電子レンジに入れてしっかりとはちみつを溶かします。湯せんで溶かしても構いません。(はちみつは気温が低いと固まってしまう性質があるためです)
とけたらあら熱をとっておきます。
④大きめのボウルに卵を割って入れます。卵はあらかじめ室温に出しておくとこれからの作用がスムーズにできます。
⑤卵をよく溶いてから三温糖を入れて混ぜます。
⑥60度くらいのお湯を用意して「④」のボウルの底をつけて混ぜながら温めます。卵液を触ってみて少し温かいと感じられるような温度になったら湯せんからおろします。三温糖もほとんど溶けているはずです。
そうしたら電動泡だて器で泡立て始めます。まずは弱で全体的に泡立ててから少しずつ中、強にしていきます。しっかりと卵が泡立って電動泡だて器の羽を持ち上げた時に積み重なるようになってきたらOKです。
最後は弱にして3~4分程泡のキメを整えて消えにくい細かい泡にしましょう。
⑦冷ましておいた「③」を「⑥」のボウルに加えてサッと電動泡だて器で混ぜます。
⑧強力粉と緑茶を一緒にふるって「⑦」のボウルにいれます。高い位置からふるうと空気をたっぷり含んだふわふわの粉になります。
⑨電動泡だて器の弱で1~2分泡立てた卵と粉類を混ぜます。しっかり泡立てた泡だとすぐには泡は壊れてしまいませんので大丈夫です。ある程度混ざったら最後はゴムベラで下のほうから全体的に混ぜ合わせます。ムラのないように仕上げましょう。
⑩型に「⑨」の生地を流し込みます。型の下の部分をトントンと叩いて大きな気泡をにがします。
⑪泡切りをします。つまようじか竹ぐしをカステラの生地の中の半分くらいまで入れて大きな気泡をつぶすようにして格子状に動かします。泡切りをすることによって大きな気泡が消えて細かい気泡がぎゅっとつまったカステラならではの食感が生まれます。
⑫170度に余熱したオーブンで15分、150度に下げて35分程じっくりとカステラを焼きあげます。途中こげそうだったらアルミホイルを表面にふんわりかぶせます。焼き上がったかの確認は竹ぐしを刺して確認しましょう。どろっとした生地がついてくるようならもう少し焼きます。
焼き上がったらラップをピッチリとキレイにしいた場所に逆さにしてカステラを置きます。逆さにして冷ますことで表面が平らになってキレイに仕上がります。
冷めたらそのままラップにしっかりと包んで冷蔵庫か室温で熟成させます。(最低一晩)
⑬カステラをカットします。
水で濡らしたナイフを小刻みに動かしながら垂直に切るようにするとキレイにできます。
⑭お皿に盛りつけたら完成です!
<このレシピのポイント>
今回はあずきを入れましたが、お好みで甘納豆を入れても美味しく仕上がりますよ。カステラはできれば3日寝かせるとしっとりと仕上がります。冷蔵庫に入れておくと1週間は日持ちします。冷凍することもできます。冷凍するときは一切れずつラップに包んでから匂いがうつらないようにジップロックなどに入れて保存しましょう。
アレンジとして薄く切った緑茶カステラに生クリームやフルーツをトッピングしてトライフルのようにしても美味しいですよ!カステラをカットすると結構端っこの部分がでてしまいますが最後まで美味しく食べましょう。
2層で色合いもキレイ!ちょっと贅沢な緑茶のチーズケーキ&小豆のムース
緑茶が入った酸味のあるレアチーズケーキとまろやかな甘みの小豆のムースを1つのカップに入れて冷やし固めました♪
緑茶と小豆の相性はバッチリで「和」を感じられるしみじみとした味わいに仕上がっています。色合いも2層でキレイなので見栄えがいいです。おもてなしのスイーツとしても喜ばれますよ!底にあるシリアルもザクザクした食感で美味しいです。
一度に2つの味を楽しめるちょっと贅沢なスイーツです。
<材料>(カップ6個分)
▼緑茶のレアチーズケーキ
・クリームチーズ 110グラム
・砂糖 30グラム
・ゼラチン 3グラム
・ヨーグルト 130グラム
・レモン汁 小さじ2
・緑茶 小さじ2
・生クリーム 50cc
▼小豆のムース
・小豆 130グラム
・生クリーム 150cc
・砂糖 30グラム
・練乳 大さじ1
・ゼラチン 3グラム
▼トッピング
・泡立てた生クリーム 適量
・パイナップル、グレープフルーツなどのフルーツ 適量
・グラノーラ 適量
<作り方>
①用意しておいたカップの底にグラノーラを入れます。
②まず小豆のムースを作ります。
ゼラチンを大さじ2の水で溶いてふやかしておきます。
③生クリームと砂糖30グラムを入れて泡立てます。ピンとツノが立つまで泡立てましょう。室温が高いときは生クリームがだれてしまい上手に泡立たないことがあります。その場合は氷水でボウルの底を冷やしながら生クリームが温かくならないように気をつけてください。
④「③」のボウルに小豆を入れて混ぜます。小豆のつぶし加減はお好みで大丈夫です。こしあんを使っても美味しいです。
⑤「④」のボウルに練乳を入れて混ぜます。少し練乳を加えることでミルキーさと濃厚さがアップして美味しくなります。
⑥「②」のふやかしておいたゼラチンを湯せんであたためて溶かします。数秒か電子レンジに入れて溶かしてもいいですが、沸騰させてしまうと固まる力が弱くなってしまうので気を付けましょう。
ゼラチンが溶けたら「⑤」のボウルに入れて手早くかき混ぜます。
ゆっくりしているとゼラチンがムースの中で固まってダマになってしまいます。
⑦「①」のカップの中に静かに6等分して流しいれます。表面を軽くキレイにしてから冷蔵庫の中に入れて冷やし固めます。
⑧緑茶のレアチーズケーキを作ります。
ゼラチンを大さじ2の水で溶いてふやかしておきます。
⑨クリームチーズを室温に出しておいて柔らかく練ります。ダマのないようにクリーム状になるように混ぜましょう。固いようなら少し電子レンジにかけるか湯せんで柔らかくします。
⑩「⑨」のボウルに砂糖を入れて混ぜます。砂糖を入れるとクリームチーズが少し柔らかくなり混ぜやすくなります。ここでもダマが残らないようになめらかになるまで混ぜましょう。
⑪緑茶を大さじ2のお湯で溶かします。ダマになってしまった場合は茶こしでこしておきましょう。
⑫「⑪」を「⑩」のボウルに入れてムラのないようによく混ぜます。キレイな緑色になります。
⑬「⑫」のボウルにヨーグルトを加えて混ぜます。
⑭「⑬」のボウルにピンとツノが立つまで泡立てた生クリームを加えてなめらかになるまで混ぜます。
⑮「⑭」のボウルにレモン汁をしぼって加えます。
⑯「⑧」のふやかしておいたゼラチンを湯せんで溶かします。電子レンジを使う場合は沸騰させないように気を付けましょう。
溶かしたゼラチンを「⑮」のボウルに加えて手早く混ぜます。ゼラチンのダマが残らないようにしましょう。
⑰小豆のムースの上に静かに緑茶レアチーズケーキを等分して流し込みます。表面をキレイに整えたら冷蔵庫で冷やし固めます。
⑱砂糖を適量入れて泡立てたホイップクリームやお好みのフルーツをトッピングしたら完成です♪
<このレシピのポイント>
カップの底に入れるものはグラノーラのほか、砕いたビスケットに溶かしバターを入れて混ぜたものでも美味しくできます。土台がなしでもなめらかな食感のムースとチーズケーキを味わえるのでお好みで作ってみてください。
甘さを控えめに作っています。甘いのがお好みの方はムース、チーズケーキともに10グラムほど砂糖を増量して作ってください。
今回小豆は少しゆるいものを使用しています。もし固めの小豆を使う場合は固さを牛乳を少し入れるなどして調節してください。
小豆のムースの表面がしっかり固まってからでないと、緑茶のレアチーズケーキを流した時に混ざってしまうので気を付けましょう。もし時間のないときは少しの間冷凍庫にカップを入れてもOKです。
今回はカップで作りましたが大きな丸型やお好みの型で作っても美味しく仕上がります。型抜きするときは数秒型の底を湯せんにつけてから取り出すとツルっとキレイにできます。
以上、ここでは、緑茶を使ったスイーツレシピを3つ紹介しましたが、女子リキでは緑茶を使ったスキンケア「緑茶パック」の記事を掲載しています。
手作り緑茶パックを試してみた 効果は?簡単なやり方・作り方 - 女子リキ
緑茶にはビタミンCやビタミンB2、ビタミンE、食物繊維などが含まれているので、摂取するのはもちろん良いと思うのですが、パックとして直接お肌に塗っても、シミ、そばかす、角栓除去、ニキビ予防などなど、女性に嬉しい効果を発揮します。
宜しければご覧ください。
その他、緑茶関連の記事をいくつかシェアしますね。