お茶の水駅周辺のおしゃれカフェ5選
明治大学、東京医科歯科大学、順天堂大学等多くの教育機関があるアカデミックな若者の街「お茶の水」。聖橋やニコライ堂、湯島聖堂と言った歴史建造物を中心に、トレンドのモダンレトロを体感させてくれる街並みが今ブームになりつつあります。
4路線が乗り入れる交通の便。そして再開発で新たなランドマークとなった「ソラシティ」や「ワテラス」のもたらす新鮮な息吹。知的でダイナミック東京のカルチェラタン「お茶の水」駅周辺の素敵なおしゃれカフェをご紹介します。
テラス8890
神田川に架かる聖橋を挟んで北側にあたる「駿河台」は新しい大型施設が出来上がる今もっとも活気がある地域です。その中心のひとつ「ワテラスタワー」の共有スペース3Fにあるのがこちらのカフェ「テラス8890」です。
ビルの吹き抜けに面した開放的な空間。天井のアークは元々この地に建てられていた旧淡路小学校の講堂を模して造られています。
カフェから見下ろすことができるスタイリッシュな空間はコミュニティースペース。電源もあり雑誌なども置かれていてしかも無料。
ゆったりと仕事や勉強に没頭するにはおすすめです。この日は土曜日の午後でしたがあまり混み合っていませんでした。こちらはショップを併設しておりMOMAばりの素敵なステイショナリーなども購入できます。
席のスペースはかなりゆったりしていてついつい長居をしてしまいそうです。小さなオフィスが密集しているこの地域、ちょっとした商談やミーティングにも使えそうですね。ランチもドリンクとのセットで980円。これだけ広々と寛げる空間を考えるとほんとうにリーズナブルです。
真ん中にあるオープンキッチンにはフランスのカフェのように上の方に黒板が掲げられています。デザートのおすすめはベイクドチーズケーキ630円。ブレンドコーヒーと合わせてオーダーしました。
どうですか?「ワテラス」だけあって食器は上質な和テイストで統一。高級感があって素敵ですね。
こちらがベイクドチーズケーキ、オーソドックスでしっかりした味わいです。ボリューム感も適度なので安心してオーダーできます。また丁度桜のシーズンだったこともありこんなかわいいらしい工夫もありました。
桜の花がお皿に咲きました。シーズンが変わったら次はどんな演出があるのかもう一度来て見たくなりますね。帰りは2階のショップに立ち寄って散りばなの桜を見に行くことに決めました。
<カフェ情報>
Terrace 8890
東京都千代田区神田淡路町2-101 ワテラスタワーコモン 3F
050-5869-2910
地下鉄千代田線新御茶ノ水駅 徒歩3分(直通)
地下鉄丸ノ内線淡路町駅 徒歩3分
都営新宿線小川町駅 徒歩3分
JR御茶ノ水駅 徒歩5分
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13155049/
cafe 104.5
「ワテラス」のタワー棟、お茶の水駅側のエントランスに店を構えるのが「cafe 104.5」。スタイリッシュな空間作りに定評がある「ブルーノート」がプロデュースするコンセプトカフェです。
こちらが入り口。こちらからは中を伺う事が出来ません。どんな素敵な空間が現れるのか?興味津々で入ってみます。
カフェスペースの前にはオシャレなムック本が並ぶ棚と、小さな猫足のテーブル。その上にもセンスの良いグッズがコーディネートされています。
その横に並ぶスイーツのケース。4~5坪程度芋の空間ですが、セレクトショップでショッピングしているような楽しさがあります。このコーナーを右手に進むとおしゃれなバーカウンター。もちろん夜も素敵な時間が過ごせます。
店内はゆったりとしたスペース。スケルトン×ウッド×間接照明。ややローテーブルを設えて天高を活かしてとてもスタイリッシュです。
人気店なので4人なら予約で席を確保するのもありです。この日オーダーしたのは季節限定「桜ロールケーキ」。ちょっとボリュームがあるかと思ったのでメニューにない「シングルエスプレッソ」を頼んでみると快くOK。心配りも行き届いています。
かわいらしい桜の花びらをお砂糖でコーティングしたチップスが印象的です。ロールケーキは生地にもしっかり桜の香り。クリームの中にはイチゴが入っていて酸味が程よく効いています。エスプレッソの苦味みと良く合います。
レンガの壁にはポップアートやフォトフレームなど女子心満載のコーディネート。音楽はさすがの本業で楽曲のセレクト以前に「音質」が全く違います。お客様もやっぱりおしゃれ女子率がとても高いお店です。ティータイムも良いですがディナータイムにもぜひ利用してみたいお店です。
<カフェ情報>
cafe 104.5
東京都千代田区神田淡路町2-101 ワテラスタワー 2F
050-5570-4478
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 徒歩2分
東京メトロ丸ノ内線 淡路町 徒歩2分
都営新宿線 小川町駅 徒歩2分
JR中央・総武線 御茶ノ水駅 徒歩3分
東京メトロ銀座線 神田駅 徒歩5分
http://www.cafe1045.com/
GREEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU
本郷通りの駿河台近辺は新旧の建物が入り混じりながらも、静かな佇まいを見せるたいへんレアな地域です。最近できたランドマークが「ワテラス」なら、誰もが知っているお茶の水の象徴が「ニコライ堂」。
竣工1891年、ニコライの名前とビザンチン様式のドームからロシア正教の教会かと思ってましたが、正式名称は「東京復活大聖堂」と言います。なんとこちら「日本正教会」の首座。勉強になります。
そんな「ニコライ堂」右手に大手町方面に歩いてゆくと見えてくるのがこの地で100年以上営業を続ける老舗ホテル「龍名館」。1階にできた真新しいメインダイニングが「GREEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU」です。
ホテルのメインダイニングですが同時にアウトショップとしても素敵な設え。スタイリッシュなロールスクリーンについつい足を止めてしまいます。
広々とした店内はほぼほぼ女子。ちょうどランチとティータイムの入れ替え時間という事で少し待ちました。
決して立地が良いわけではありませんが人気のほどがうかがえます。「GREEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU」は元々茶道などの堅苦しさをなくして、日本茶の素晴らしさや楽しみ方を提案するコンセプトレストラン。“お茶のあるおもてなしの食風景”を体感させてもらえます。
その一つがこちら。バリエーション豊かなお茶を頼むと湯呑みが自分で選べるシステム。壁面の棚一杯に陳列された湯呑みを楽しそうに選ぶカップル、見ていて微笑ましく羨ましい限りです。
当然お食事やスイーツもお茶に関連するものばかり。抹茶やほうじ茶のプリンやケーキ、ドラ焼きなどティータイムは充実の品揃えです。その中で今日はこちらをチョイスしました。
「1899抹茶甘酒アフォガード」。抹茶と甘酒をブレンドした濃厚なソース、牛乳アイスとあんこ、白玉、この日はイチゴとグレープフルーツがトッピングです。
お味は上質な抹茶白玉あんみつのよう。甘酒は癖が無く口に含むとうっすらと香る程度。黒豆の食感とクリーミーなアイスが織りなすハーモニーは他では味わう事ができない完成度です。
帰りがけにはスタッフの方からディナータイムのご案内も。「茶を食す」をキーワードにこだわりのヘルシーメニューが用意されています。充実のコース料理とおしゃれな店内は女子会にもぴったり。名物の「抹茶ビール」を堪能してくださいね。
<カフェ情報>
GREEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU
東京都千代田区神田駿河台3-4 ホテル龍名館お茶の水本店 1F
050-5570-4182
地下鉄新御茶ノ水駅/淡路町駅 B3a 出口より徒歩1分
JR御茶ノ水駅 聖橋口 より徒歩3分
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13170863/
淡路町カフェ カプチェットロッソ
メトロ丸の内線淡路町、都営新宿線小川町、そして神田駅この一帯は東京で今もっとも注目を集める地域ですね。
オタク文化を世界へ発信する秋葉原からリノベーションブームの象徴「旧万世橋駅」を中心とするレトロモダンの神田駅近辺。昔ながらの雑居ビルの一角がトレンドのショップやコンセプトカフェとしてどんどん生まれ変わっています。「カプチェットロッソ」もその中のひとつです。
いかがですか?とてもかわいらしいカラーリングですよね。イラストの遊び感覚も絶妙です。「カプチェットロッソ」はイタリア語で「赤ずきん」の意味。
大人がひと時だけ童心に帰り寛げるように名付けられました。オープンは2016年7月とまだ新しいお店ですが、コンパクトな店内には女子力の高い仕掛けがたくさん。その一つがこちら!
コツフォルズ風ブロックウォールにはかわいいイラストギャラリーを開催中。こちらを訪れた時はHPや店内のイラストでゆかりの深いかわぐちいつこさんの作品展を開催中。実はひそかにファンだったもぐらキャラ「チクイチ」もたくさん描かれていてラッキーでした。
ちょうどお昼過ぎだったのでこの日はランチをオーダー。メニューの一番上に書かれていた「オムライス」をお願いしました。
最初に出されるのがミネストローネ。濃厚なトマトの甘みが口いっぱいに広がる逸品。さすが欧州料理を詠うだけのお味でメインも期待が持てます。そして出てきたお皿がこちら!
まずはかわいい。女子力高め、パート2ですね。器の大きさ、盛り付けの素晴らしいセンスに脱帽です。オムライスというより「オムボウル」。
ミートソースと玉子が“別れ”なのでコントラストが美しく思わずかき混ぜたくなります(笑)。ミートソースはとても優しいお味。添えられているのは「オニオンスライス」とレアな組み合わせですが、食感がアクセントになって美味しく頂けます。量も結構なボリュームなので大満足。
そしてもう一つ、お店の方がとってもフレンドリーで尚且つ丁寧。後でわかりましたが店長さんでした。ニコニコの笑顔とフレンチレストランのような身のこなし。さらにポイントアップです。淡路町に立ち寄ることがあればぜひファーストチョイスをおすすめします。
<カフェ情報>
淡路町カフェ カプチェットロッソ
東京都千代田区神田淡路町2-1 クオリア御茶ノ水 1F
050-5592-7961
東京メトロ丸の内線淡路町駅・都営新宿線小川町駅より徒歩1分
JR御茶ノ水駅より徒歩5分
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13197545/
自家焙煎珈琲 みじんこ
聖橋を渡って左手に東京医科歯科大学の重厚な校舎を見ながら真っ直ぐに進むと蔵前橋通り。清水坂下の交差点をさらに進むと湯島天神に行きつきます。
こちらのエリアは昔からの住居や町工場、地元の中小企業が密集した居住地域。そんなディープなエリアにある人気カフェが「自家焙煎珈琲 みじんこ」です。
外観はおしゃれな大人のショット―バー、もしくは一見客お断りの高級創作料理のレストラン。そして立地的には通りがかりのお客さんがいるような場所でもありません。
十分すぎる隠れ家感と裏腹に、土曜日のオープン時間11:00には店の前にたくさんのカップルが集まっています。この日、お店の一押し「ホットケーキ」の販売は14:30から。皆それを確認してそそくさと何処かへ。自分も早目のランチをとって辺りを散策です。
神田明神や妻恋神社、湯島天神とちょっとしたパワースポット巡り。普段はあまり馴染みのない霊雲寺や平家縁りの実盛坂などゆっくりと見させていただき14:00過ぎに再訪です。
お店につくといきなりの30分待ちを告げられましたが、席の準備が出来次第携帯に連絡を頂けるとのことで今度は湯島聖堂へ。
それからぴったり30分でやっと入店が叶いました。
エントランスから扉まではラグジュアリーホテルのロビーのような素敵な通路になっています。扉の左手がこちらの写真。
カウンターと2人掛けのテーブル席が並びます。案内されたのは入り口右手のカウンター席。目の前にはアートの作品集やドキュメンタリー写真のムックが並びます。
お店の奥のテーブル席も当然満席です。この日は土曜日でしたが女子のグループかカップルばかり。
オーダーは評判の「ホットケーキ」と自慢の自家焙煎コーヒーをアイスで。ホットケーキは注文してから出来上がりまで約20分と手が込んだもの。
オリジナルコーヒーへのこだわりが書かれたブックをチェックしながら待ちます。途中少し奥を見せてもらうと、こんな遊び心がありました。
奥のトイレへ続く壁面に描かれた人の列。スタイリッシュな店内に相応しいサインに感嘆しました。
そして運ばれてきたのがこちら。
初めて遭遇する驚くほど美しいフォルムのホットケーキ。どうなっているのかじっくり見いってしまいます。少し切れ目を入れて更にびっくり。この厚さで中まで均等に火が通りふっくらしっとりと焼き上がっています。
シロップは甘みを抑えたシンプルなもの。全体的には最高級のサバランを出来立てでいただいているような感じです。これだけのお客さんが来るのも納得のお味。サプライズ感もあるのでデートの時には最適です。
食べている間も来店は止まらず常に満席。予約不可ですがそれでも訪れる価値があるお茶の水エリア屈指のカフェと言えるでしょう。
<カフェ情報>
自家焙煎珈琲 みじんこ
東京都文京区湯島2-9-10 湯島三組ビル1F
03-6240-1429
JR中央・総武線 御茶ノ水駅
千代田線 湯島駅、新御茶ノ水駅
銀座線 末広町駅
丸ノ内線 御茶ノ水駅
上記から徒歩5~8分
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13126204/
カフェ好きなら必ずチェックしたい注目のエリア!
「お茶の水」には完成度が高くおしゃれなカフェが散在していることに驚きます。素敵なスペースはどれも穴場的で比較的寛いで過ごせるのも魅力ですね。カフェ好きならぜひ一度足を運んで下さい。
※御茶ノ水周辺でおすすめのランチを紹介しているページを見つけたのでシェアしますね。
全部おいしそうですが、個人的にはディランに行きたいな♪