代々木駅周辺おすすめカフェ5店
代々木駅は、JR山手線や中央線、地下鉄都営大江戸線、といった3路線を利用できるので、利便性の高い駅です。大きな商業施設こそないですが、代々木ゼミナールや山野愛子美容学校等の専門学校が多くあり、学生街としても有名な街です。
学生やサラリーマンで賑わうチェーンカフェ店も沢山見かけますし、一歩路地に入った閑静な住宅街の中にも隠れ屋的なお洒落なカフェも何店かあるので楽しみな場所です。
今回は、代々木駅周辺にスポットをあてて
『カフェ ヌック』
『カフェ ルンバルンバ』
『カフェ コンテナート』
『フレスココーヒーロースター』
『パラボラ』
を訪ねてみます。
カフェ ヌック
代々木から歩いて2分。通りから一歩路地に入ってすぐの場所にある『カフェ ヌック』。オリーブグリーンの小さな袖看板が目印の地下一階の隠れ屋的なカフェです。
ちょうどランチのお客様が引けた後なのか、奥に女性が1人のみで、そこは、ジャズが流れる穏やかな空間が広がっていました。
今回は自家製さくらのプリンと、アイスさくら抹茶ラテを頼みました。
スィーツが出てくる間、店内にちょうど良い感じに流れているジャズに耳を傾けながらまったりしていると、「シャカシャカシャカ。」と聞こえる音。何の音?
何やらカウンターの中から聞こえてきます。
そっと目をやると、マスターが茶筅でお抹茶を立てている音でした。私がオーダーした、さくら抹茶ラテのお抹茶をたてていたのです。なんだか本格的で緊張してしまいます。
そして出てきたのがこちら。淡い桜色とお抹茶の美しいグリーンの見事なコントラストです。美しすぎます。
私がオーダーした、自家製さくらのプリンとアイスさくら抹茶ラテ。桜づくしでございます。お花見気分で、しばらくじっと見とれてしまいました。
自家製さくらのプリンはぷるっとした食感で、お口の中でほのかに香るさくらが広がります。
プリンは甘さ控えめな優しいお味ですが、上にのっている桜のジュレは濃厚です。
アイスさくら抹茶ラテは、ほのかに甘いさくらのミルクとお抹茶がうまい具合に融合して、癖になる位美味でした。桜満開気分を存分に楽しむことができました。
スィーツと飲物のセットだと、合計金額より100円引きになります。こんなに本格的なお抹茶とスィ―ツをいただいて税込み1,000円は良心的にも程がありますね。
店内はカウンターとテーブル席があり、テーブル席サイドのオリーブグリーンの壁はギャラリーのようにアーティストのパネルがいくつも飾られていました。
オリーブグリーンの壁が、安心感というか、とても穏やかな気持ちにさせてくれます。
いたるところにオーナーのこだわりが感じられ、店内隅々にわたり寸分の狂いも無く清潔感があふれ、違和感の無い美しい空間でした。
マスターはとても真面目で几帳面な方で、居心地の良さというものを突き詰めた方なのではないか、なんて勝手に妄想し、ちょうどよい距離感で接してくれるマスターをチラ見してしまいました。
奥にいたお客様も帰られて、私一人になってしまい席を立とうと思いましたが、「TAKE5」が流れ出したので、曲の調べにうっとりしながら、ついつい長居してしまいました。
こちらのカフェではランチのスリランカカレーが大人気だそうです。
なんと、ごはんは羽釜で炊くのだそうです。本格的です。次回はランチにお邪魔させて頂こうと思います。また友人に自慢のできる大人の隠れ屋カフェを見つけました。
<カフェ情報>
カフェ ヌック
東京都渋谷区代々木1-37-3 岩崎ビルB1F
・JR中央線・山手線【代々木駅】北口 徒歩2分
・都営地下鉄大江戸線【代々木駅】徒歩2分
・小田急小田原線【南新宿駅】徒歩4分
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130403/13132615/
カフェ ルンバルンバ
先ほど曲がった通りに出てもう一本違う路地に入った所にあるのが、『カフェ ルンバルンバ』です。
店内に入ると、結構大きな音でバリの民族音楽が流れ、かすかなお香の香りにいきなりバリのカフェに来たような錯覚に陥ります。
「カフェ ルンバルンバ」は、インドネシアのコーヒー農園から、コーヒーの生豆を直輸入し、毎日お店で自家焙煎しているので、新鮮なコーヒーを味わえるお店です。
お店の入り口で注文をし、代金を支払い自由に席が選べ、テーブルまで持ってきてくれるといったシステムです。スィーツは、アイスクリームとアフォガードしかありませんでした。
私は、自家製コーヒーと、アイスクリームにエスプレッソをかけていただく、アフォガードを注文し、通路から2段上がった右手側の入り口に近い席に座りました。
アイスは結構ボリュームがあります。エスプレッソの苦みとアイスが丁度よい具合の甘さとなりさっぱりと頂けます。自家製コーヒーは注文時にミルクはいるかと聞かれ、いると答えたのですが、泡立てられたミルクがのっていました。
自家製コーヒーは、薄目好みの私としては丁度良い濃さでアイスとの相性が抜群でした。こんなにボリュームのあるアフォガードと自家製焙煎コーヒーでたったの850円です。1,000円出しておつりが来ちゃいます。リーズナブルすぎます。
店内は、通路側と2段上がったステージのようになったフロアーにテーブル席があります。入り口から奥行きがあり、バリを思わせる空間が広がっています。
お客は、サラリーマン風の方や女性のお一人様が多かったです。
とても落ち着けて、ガムランの流れるその響きが妙に体に伝わり、体のチカラが抜けていくような、リラックス感が味わえます。
帰宅してからわかった事ですが、こちらのカフェは東京でも有名なパワースポットらしいのです。カフェの中には数種類のエネルギーが流れていて、席の場所によって違うとか。
偶然私が座った右手側の席は、ガネーシャの席と呼ばれ一番落ち着く席だったようです。
だからあんなにリラックスできたのでしょうか。手相もみるといったマスターが妙にチラチラと人懐っこそうにその席に座った私を見ていたのは、偶然にも一番リラックスできる席を選んだからでしょうか?な~んて、後になってみれば何とも言えますが…。
そういった波動を求めて遠方からはるばる「カフェルンバルンバ」へ来る方も多いそうです。
なんだか面白そうなカフェを見つけました。
こちらは、定期的にバリ舞踊や音楽の演奏会も貸し切りでしているそうです。
自家焙煎の本格的なコーヒーはもちろんですが、カレーも人気です。
美味しい珈琲とバリ気分が味わえて、おまけにパワースポットと言われている「カフェルンバルンバ」また行って、違う席に座ってみたくなりました。
その日は、あいにくの雨でしたが、代々木ヴィレッジの枝垂れ桜は、冷たい雨の中で逆に美しく幻想的でした。代々木ヴィレッジは、代々木から徒歩2分程、音楽プロデューサーの小林武史を中心にコンセプトプロデュースを担当し、空間、インテリアデザイン、アプローチのプラント等日本を代表する有名なクリエイター達が手掛けた施設です。
代々木ヴィレッジの中には音響効果にこだわったライブハウスや、お洒落なレストランや、カフェが入っています。そんな話題の代々木ヴィレッジの中から2軒のカフェを紹介します。
<カフェ情報>
カフェ ルンバルンバ
東京都渋谷区代々木1-54-4 YS.Ⅱビル 1F
・JR中央線・山手線【代々木駅】北口 徒歩3分
・都営地下鉄大江戸線【代々木駅】徒歩3分
・小田急小田原線【南新宿駅】徒歩4分
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130403/13113576/
カフェ コンテナート
まず2階にある紅茶専門店『カフェ コンテナート』へ。
店内は白を基調とした明るく、細長い造りになっていて、壁にはギャラリーのように切り絵のポストカードが飾られています。
4月も半ばだというのに今日は冷たい雨も降り、クリーニングに出そうとしていた猫柄のコートを羽織っていたのですが、『コンテナート』に入ったとたん、店員さんに「キャー可愛い猫のコート」って言われちゃいました。きっと猫好きなのでしょうね。
そんな猫好きにはたまらない 肉球マシュマロティと、スコーンのセットを注文しました。
この肉球たまりませんね~。これを紅茶に入れて溶かしてしまうのはもったいないですが、肉球は、無残にも跡形もなくミルクティの中に溶けていきました。
スコーンは、プレーンとチョコチップの2つにマーマレードと、クロデットクリームがついていました。スコーンは、外側はかりっと、中はしっとりしていて美味しかったです。
肉球マシュマロティは、香高く濃厚で、肉球のマシュマロがとけてより濃厚になって贅沢なミルクティにランクが上がった感じです。その日は春だというのに底冷えのする寒さで温かい紅茶が香りと共に身体に行きわたり、とても温まりました。
セットで1,080円は、良心的な価格です。個人的には、もう少しお値段が上がっても良いので、クロテッドクリームをたっぷり添えてほしかったです。バオバブの実を練りこんだチーズケーキも人気らしいです。
お店の方は常にニコニコしていて感じがよく、居心地がとても良かったです。
店内では世界中の紅茶や、ハーブティが売られていて、紅茶の魅力を所狭しとアピールしている感じが紅茶好きにはたまらないです。
見ているだけでも楽しくなってしまうアートなポストカードやレターセット等も売られています。代々木に来たら、立ち寄りたくなるお洒落なカフェです。
<カフェ情報>
カフェ コンテナート
東京都渋谷区代々木1-28-9 代々木VILLAGE 2F
・JR山手線・総武線「代々木駅」西口より徒歩2分
・都営大江戸線「代々木駅」A1出口より徒歩1分
・小田急小田原線「南新宿駅」より徒歩5分
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130403/13186970/
フレスココーヒー ロースター
代々木ヴィレッジの2階から1階に降り、奥に進んでいきます。途中雨に揺れる鉢植えの枝垂れさくらが見事で、雨の中思わず立ち留まって見入ってしまいました。枝垂れ桜のすぐ先にあるカフェは『フレスココーヒー ロースター』です。
こちらのカフェは、バリスタが淹れるこだわりの一杯が楽しめるお店です。
お天気が良いとオープンカフェになりますが。この日はあいにくの雨だったので店内へ。
先に注文をし、会計をすませるスタイルです。
私は、パンケーキのセットで、バナナキャラメルと、アメリカンを注文しました。
見た目はオーソドックスでお味はいたって普通のパンケーキ。過もなく不可もなくといった所。生クリームはとてもフレッシュでした。アメリカンは残念ながらぬるくて、少しがっかり。
店内は、思ったより狭く感じました。
外国人観光客らしき家族が窮屈そうにコーヒーを楽しんでいました。
パンケーキとアメリカンコーヒーのセットで950円。
こちらも1,000円以下で堪能できました。
半オープンなカフェなので、晴れた日は開放感もあり、代々木ヴィレッジの素敵なお庭に溶け込んで、きっともっと演出も楽しめたのでしょうが、同じ代々木ヴィレッジ内ならば、「コンテナート」の方が落ち着いてゆっくりできます。次回は晴れた日にトライします。
<カフェ情報>
フレスココーヒーロースター
東京都渋谷区代々木1-28-9 代々木VILLAGE 1F
・JR山手線・総武線「代々木駅」西口より徒歩2分
・都営大江戸線「代々木駅」A1出口より徒歩1分
・小田急小田原線「南新宿駅」より徒歩5分
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130403/13186517/
パラボラ
代々木ヴィレッジを出てほんの少し歩いた四つ角に、まるで映画のセットのようなカフェがあります。そこは、『パラボラ』です。
大通りから路地に入った場所ですが、ミントグリーンのとてもキュートな外壁が目印です。
お店の名前の「parabola」に込められた意味は、ゆるやかな放物線だそうです。日常の中のやわらかな日差しや静寂の雨、夜の灯り等何気ないひと時、自然体でいられる「ゆるやかな時間を日常に」といった想いでつけられたそうです。
とっても素敵なコンセプトです。私がカフェで感じていたい想いそのものだと共感しました。お店の中は10坪ほどの狭さで、カウンター席と窓側にテーブル席があります。
私は入り口近くの窓側の席に座りました。
ランチとカフェタイムは16時までのようで、15時半が昼間のラストオーダーです。それでもお客様は途絶えることはなく、テーブル席は全てうまっていました。
「パラボラ」に訪れた日は暖かく少し汗ばんでいたので、アイスティと、ティラミスを注文しました。
ティラミスは、本格的で濃厚で苦みと甘さが丁度よく、ボリュームもあり、とっても美味でした。
「パラボラ」はイタリアンレストランカフェなので、ティラミスはきっとお手の物なのでしょうね。
セットでジャスト1,000円。こんなに本格的な美味しいティラミスと飲物のセットが都心で1,000円で堪能できるなんて必見です。
スィーツは他に、パンナコッタ、ガトーショコラ、チーズケーキがありました。お料理はラザニアが人気だそうです。
白い壁にペパーミントグリーンの窓枠がとってもお洒落でお店の雰囲気も抜群なので、カップルで夜にイタリアンを堪能するのもよいでしょうね。
男性店員さんの細やかな接客や優しい対応にこの穏やかな午後の昼下がりを全て任せてしまおう。といった気持になれます。
せわしない日常で忘れていた優しい気持ちを「パラボラ」のこの席に座った瞬間、不思議なくらい取り戻せたような気がします。溶け込んだ空気もスローなバラードのBGMも身体に染み込んでいくやさしいカフェでした。
2013年にオープンしたようですが、お店に込められた思いを大切に守っている男性2人の店員さんがとても素敵でしたよ。
路地裏の目立たない場所ではありますが、夜はお店の灯りが四つ角に浮かび上がって幻想的なのでしょうね。予約しなくちゃ。て、早速手帳をめくって検討中です。
<カフェ情報>
代々木parabola (パラボラ)
東京都渋谷区代々木1-14-5 1F
・代々木駅から徒歩5分
・南新宿駅から徒歩5分
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130403/13161138/
代々木のカフェおすすめランキング
代々木でカフェといっても、両隣のわかりやすい原宿や新宿へ行った方が無難だと、人は流れてしまうのではないかな。などと思っていたらとんでもない誤解をしていたと反省しました。
表通りには、スターバックスやプロントや、ドトールコーヒーといったチェーン店が目立ちますが、一本路地にはいった閑静な場所に、素敵なカフェが点在しているのです。
今回訪ねたカフェも隠れ屋的なカフェが多く雰囲気もスィーツのお味も申し分のないお店ばかりでした。こんなに素敵なカフェなのに価格設定も良心的で都心だというのに驚きでした。
そんな中でランキングをつけていくのは忍びないですが、ランキングをつけさせていただきます。
1位『カフェ ヌック』
2位『パラボラ』
3位『カフェ ルンバルンバ』
4位『コンテナート』
5位『フレスココーヒーロースター』
と、こうなりました。
『カフェヌック』の隅々にいたる演出や、『パラボラ』のやさしい空間、後からわかった有名なパワースポットの『カフェルンバルンバ』桜が綺麗だったお洒落な代々木ヴィレッジ内の『コンテナート』と『フレスココーヒーロースター』等、今回の代々木のカフェ巡りは、本当に楽しく探検できました。
代々木のカフェ侮れません。